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主な事業の概要

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オープニング式典

主催 インドネシア日本50周年記念事業実行委員会、インドネシア外務省、在インドネシア日本国大使館
実施場所 ジャカルタ
開催時期 1月20日

秋篠宮殿下のお言葉
 日本とインドネシアの国交樹立50周年という記念すべき年に当たる日本インドネシア友好年のオープニングとして、1958年1月20日に両国間で平和条約が署名されてから、ちょうど50年目にあたる2008年1月20日、友好年オープニング式典が開催され、正式に友好年の開始が告げられました。式典には、友好年の日本側の名誉総裁である秋篠宮殿下が妃殿下と共に御臨席された他、インドネシア側の名誉総裁であるユドヨノ大統領等が出席し、ジャカルタ市内のタマン・ミニ・インドネシア・インダーにて、盛大に行われました。
 両国の友好関係の発展に寄与してこられた閣僚、国会議員、政・財・学界の代表者、在留邦人の方々をはじめとする600名以上の出席者を前に、友好年について、秋篠宮殿下が、「両国関係の新たな半世紀に向けて、両国の人と人との結びつきを一層深める契機となることを期待いたします。」と述べられると、ユドヨノ大統領も「(友好年では)教育、文化そして青少年の3つの柱に焦点を当てたいと思います。この3本の柱を引き続き発展させていくことは、日本インドネシア関係の未来のために非常に重要です。」と語られました。そして秋篠宮殿下とユドヨノ大統領は友好年の開会を宣言する象徴としてアンクルンを共に鳴らされました。
三味線とアンクルンの共演
 式典においては、両国のこれまでの友好関係を政治、経済、文化など様々な側面から振り返る友好年記念DVD「赤い糸」が上映され、DVDの中で、福田総理(当時)及びユドヨノ大統領へのインタビュー形式による両国の次世代に対するメッセージも紹介されました。
 そのほか、影島バレエ団所属の在留邦人等に約30名による「よさこいソーラン踊り」や、福居一大氏による津軽三味線とインドネシアの子供たちのグループ「サウン・ウジョ」によるアンクルンの共演も行われ、出席者より、温かい拍手が送られるなど、式典は終始、友好ムードに包まれ、友好年のはじめを飾るに相応しいものとなりました。また、津軽三味線奏者の福居一大氏は、一般のインドネシアの方々にも広く津軽三味線をするため、マカッサルとジャカルタでそれぞれ一般向けの公演も実施し、好評を博しました。
大統領御夫妻との御接見
 秋篠宮同妃両殿下は、オープニング式典への御臨席やユドヨノ大統領を始めとする政府要人との御接見の他に、ダルマ・プルサダ大学、ガジャマダ大学等の高等教育機関、生物多様性センター、林木育種生物工学センター等の学術研究機関、赤十字病院や聾学校といった保健福祉機関、ボロブドゥール寺院をはじめとする歴史文化財、さらには庶民の日常生活の場であるブリンハルジョ市場など、様々な分野の施設を御訪問されました。こうした多種多様な御訪問・御視察先は、重層的に発展する日インドネシア関係を象徴しているようで、それぞれの分野における両国間の友好協力関係が今後更に深化し発展することが期待される御訪問でした。
 インドネシアへの御訪問中、インドネシア政府要人、一般市民を問わず、常に笑顔を絶やされることなく温かくお接しになる両殿下の気品ある御振る舞いと、真摯で優しいお人柄は、広くインドネシア国民に対して強い印象を与え、御訪問の様子はインドネシアのメディアを通じて、インドネシア全国に広く報じられました。
バティック(ジャワ更紗)工房御視察
ブリンハルジョ市場
プレレット第2中学御訪問
地震で被害を受けた
プランバナン寺院を御視察