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2000年HRD(人材養成)賞への日本の協力 平成13年4月
- 日本政府は、ESCAP(国連アジア太平洋経済社会委員会)/2000年(第9回)HRD(人材養成)賞について、選考費用、広報ビデオ収録、及び賞金(3万ドル)、など計10万9895ドルを拠出しています。日本が同賞を支援するのは、1995年に続き2度目です。
- ESCAP/HRD(人材養成)賞は、アジア太平洋地域の開発途上国で、革新的なアイデアとその実施により人材開発分野に業績をあげた個人・団体(政府、民間、NGO)を表彰するために1990年に設けられました。同賞は賞金(3万ドル)にて、受賞者・団体の活動支援を行う他、右の模範的活動をESCAP加盟諸国に紹介するねらいがあります。
- HRD賞の2000年のテーマは「障害者のエンパワーメント」であり、アジア太平洋地域の障害者のエンパワーメントに向けた人材養成に特に貢献のあった活動に焦点があてられました。本年2月に開催された審査員会会合において、応募総数129団体・個人の中からHRD賞受賞者に選ばれたのは、インド・タミルナド州けいれん性麻痺患者協会(SPATIN)でした。同協会は、インド南部のタミルナド州にて、政府職員やNGOスタッフに対し、養護教育や障害診断・初期治療、及び障害者に配慮した政策・事業立案等の分野で人材養成のための研修を実施しています。さらに同協会は、障害を持った青少年を正規の学校に編入させるための運動をも実施しています。
- 4月23日(月)午後五時より、国連会議場のESCAPホールにて開催が予定されている2000年(第9回)HRD賞の授与式には、キム・ハク・スー事務局長及びインド・タミルナド州けいれん性麻痺患者協会のアロカ・グハ会長と共に、日本政府を代表して荒木清寛外務副大臣が出席します。荒木副大臣は、その挨拶において、障害者による社会活動や開発事業への参加を促進する環境づくりの重要性を強調し、その意味で、同協会の活動を高く評価する予定です。さらに荒木副大臣は、日本が「アジア太平洋障害者の十年(1993~2002年)」終了ハイレベル会議を滋賀県に招致することを考えている旨述べ、日本が、当該地域の障害者のエンパワーメントに向け、できる限りの協力を行っていく決意を表明することとしています。
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