(1) |
矢野外務副大臣より冒頭挨拶を行い、以下の諸点に言及した。
(イ) |
南東欧地域の政治状況は総じて安定に向かいつつあり、今後の最重要課題は経済発展。
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(ロ) |
投資が促進されるためには、各国自身による投資環境整備の努力が最も重要。
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(ハ) |
日本の対南東欧支援は経済面のみならず政治や文化など多方面に亘る。これらを通じて日本と南東欧諸国との関係が多角的に発展してゆくことを期待。
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(2) |
各国参加者より各国のマクロ経済動向、外国投資有望分野等に関するプレゼンテーションが行われた。その中で、多くの出席者は、マクロ経済の好調さ、賃金の安さ、多くの国々との自由貿易協定(FTA)の締結、EU市場へのアクセスの容易さ等を強調していた。
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(3) |
日本側からは、次の点に関し報告が行われた。
(イ) |
笠井日本国際問題研究所主任研究員は、移行経済における外国投資の重要性と諸要素について、又、南東欧地域に進出している日本企業の成功例や直面している問題等に関し、プレゼンテーションを行った。
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(ロ) |
吉井神戸大学教授は、南東欧諸国の投資受入れ状況を中欧のチェコと比較し、具体的にどのような点で改善の余地があるかを指摘した。
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(ハ) |
赤津日本貿易振興会海外投資課長は、日本企業が外国投資を決定する際に考慮する点や日本人ビジネスマンの性向等に関し、プレゼンテーションを行い、日本企業を誘致するには欧米企業とは違ったやり方をする必要がある旨強調した。
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