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1977年の「福田スピーチ」以来日本のASEAN重視政策は不変であることを強調し、「日・ASEAN賢人会議」報告書を踏まえつつ、着実に協力関係を進めていく。
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インフラ整備、人材育成、ITの各分野を重視しつつ協力を行っていく。具体的な協力策として、メコン地域開発への支援、日本アセアンセンターを通じた貿易・投資・観光面での協力等を紹介。
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テロ、海賊、薬物、感染症等の「国境を越える問題」や軍縮・不拡散、国連改革、WTO、環境等のグローバルな課題への対応においてもASEANと協力していくとの考えを表明。具体的協力策として、テロ対策におけるキャパシティ・ビルディングや「日・ASEAN感染症情報・人材ネットワーク」の構築を提案。
ASEAN各国首脳からは、日本の協力策に感謝するとの発言が多く聞かれた。また、安全保障面での日本の役割を評価するとの発言があった。
最後に、小泉総理より、日本は経済大国となっても軍事大国にはならないとの方針を堅持する旨強調しつつ、先般の米国同時多発テロ事件への日本の対応に関して、日本自衛隊は武力行使せず、戦闘行為に参加せず、戦闘地域には派遣しないことを説明。 |