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日・ASEAN首脳会議

平成13年10月

日・ASEAN首脳会議

77年:

 第2回ASEAN公式首脳会議に際し、最初の日・ASEAN首脳会議が開催され、福田総理が出席。日本はASEANが地域機構として確立していることを認め、ASEANと連携していくことを表明。ASEAN工業プロジェクトに対する総額10億ドルの援助についての考慮を約束。

87年:

 第3回ASEAN公式首脳会議に際し開催され、竹下総理が出席。日・ASEAN間における「平和と繁栄へのニュー・パートナーシップ」を確認。ASEANの民間経済部門の発展及びASEAN域内経済協力の更なる促進支援を明確化。

97年:

 1月、橋本総理がASEANを訪問し、総理より日本とASEAN間の首脳の対話の緊密化を提唱、各国首脳から合意を得た。12月、第2回ASEAN非公式首脳会議(ASEAN創設30周年記念)に際し開催され、橋本総理より、日・ASEAN関係強化のための3つのイニシアティブ(A)新たな局面を迎えるASEAN経済への日本の協力、(B)日本とASEANの間の対話・交流の強化、(C)国際社会が直面する諸課題への取り組み)を提案し、ASEAN側より高い評価を受けた。

98年:

 12月、第6回ASEAN公式首脳会議に際し開催され、小渕総理より、(A)21世紀に向けての対話と協力の促進、(B)アジア経済危機克服のための協力、(C)ヒューマン・セキュリティーのための協力、(D)知的対話と文化交流の推進の4項目からなる日・ASEAN協力に関するイニシアティブを提案し、ASEAN側から「小渕・ASEANイニシアティブ」として歓迎された。

99年:

 11月、第3回ASEAN非公式首脳会議と併せて開催され、小渕総理より、4月に実現したASEAN10を日本の最も重要なパートナーの一つと位置づけ、ASEAN発展のための協力(ハノイ行動計画のための支援、ASEANの域内経済格差是正のための協力、機構としてのASEANへの支援)及び経済再生基盤強化に向けた協力と情報化時代への対応のための協力を表明。

UNCTAD第10回総会の際の日・ASEAN首脳会議:

 2月、UNCTAD第10回総会(於:バンコク)に出席した小渕総理は、日・ASEAN首脳会議を行い、九州・沖縄サミットに向けてアジアの声を踏まえるべく、開発、国際金融システム改革、グローバル化に伴う問題等について、総理の考えを説明し、ASEAN首脳の意見を聴取。また、日・ASEAN協力関係についても意見交換。

小渕総理葬儀の際の日・ASEAN首脳会合:

 6月、森総理は、小渕総理の葬儀に出席したASEAN各国首脳等と会合を行い、「九州・沖縄サミットとアジアの声」を主たるテーマとして、ASEAN側の関心の高い「IT」及び「開発」の問題に絞って説明。また、ASEAN各国首脳等から、九州・沖縄サミットに関するまとまった意見を聴取。森総理が「アジアの声」を直接聞く貴重な機会となった。

2000年:

 11月、第4回ASEAN非公式首脳会議と併せて開催。
 森総理より、「ビジョン2020日・ASEAN協議会」(日・ASEAN賢人会議)の報告書を評価し、「日・ASEANニュー・パートナーシップ」の重要性を強調。更に賢人会議の提言を踏まえ、日本とASEANが共同で国際秩序の構築に積極的に関与すべきとの観点から、IT、WTO及び国連改革の分野での協力を提案。更に、日・ASEAN関係の一層の強化との観点から、ASEAN諸国の高校生を対象とする新たな留学プログラムを発表。また、ASEANの経済統合への協力を表明し、日本アセアンセンターのIT化等の事業の充実に努める旨表明。ASEAN首脳側からは、人材育成、IT協力、海賊対策及びメコン河流域開発における日本の役割への期待等が表明された。

2001年:

 11月、第7回ASEAN首脳会議と併せて開催。
 小泉総理より、以下発言。

(1) 1977年の「福田スピーチ」以来日本のASEAN重視政策は不変であることを強調し、「日・ASEAN賢人会議」報告書を踏まえつつ、着実に協力関係を進めていく。

(2) インフラ整備、人材育成、ITの各分野を重視しつつ協力を行っていく。具体的な協力策として、メコン地域開発への支援、日本アセアンセンターを通じた貿易・投資・観光面での協力等を紹介。

(3) テロ、海賊、薬物、感染症等の「国境を越える問題」や軍縮・不拡散、国連改革、WTO、環境等のグローバルな課題への対応においてもASEANと協力していくとの考えを表明。具体的協力策として、テロ対策におけるキャパシティ・ビルディングや「日・ASEAN感染症情報・人材ネットワーク」の構築を提案。
 ASEAN各国首脳からは、日本の協力策に感謝するとの発言が多く聞かれた。また、安全保障面での日本の役割を評価するとの発言があった。
 最後に、小泉総理より、日本は経済大国となっても軍事大国にはならないとの方針を堅持する旨強調しつつ、先般の米国同時多発テロ事件への日本の対応に関して、日本自衛隊は武力行使せず、戦闘行為に参加せず、戦闘地域には派遣しないことを説明。


日・ASEAN外相会議:

 78年にタイのパタヤにて開催されたものが、日本とASEAN諸国との最初の外相会議。79年以降、日・ASEAN間の外相会議はASEAN拡大外相会議中の一環として行われている。


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