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第2回アフリカ・パートナーシップ・フォーラムについて
(概要と評価)


平成16年4月21日

  1. 4月16~17日、モザンビークにて第2回アフリカ・パートナーシップ・フォーラム(APF)が開催され、わが国より河野アフリカ審議官(アフリカ問題総理個人代表)が代表として出席した。

  2. APFは、NEPAD(アフリカのための新パートナーシップ)支援のため、関係国・機関のアフリカ首脳個人代表(APR)がアフリカ支援の流れに政治的・戦略的勢い(impetus)を与えるためのプロセスとされている。今回の会議では、平和・安全、HIV/AIDS、教育、経済成長、食糧安全保障、MDGs(ミレニアム開発目標)等につきNEPAD等からのアフリカの情勢報告を受け、参加者による自由討論が行われたところ、主な概要は次の通り。

    (1) 平和・安全については、平和と開発の相互不可分性、アフリカにおける和平プロセスの流れやアフリカ連合(AU)の組織整備等積極的な動きにつき認識が共有された。その上で、アフリカ地域機関の能力強化、DDRR(武装解除、動員解除、社会復帰、本国へ帰還)等平和の定着のための支援、復興支援等の課題への協力の重要性が指摘された。

    (2) HIV/AIDSについては、保健医療システムの改善、HIV/AIDSを教育、ジェンダー等他の分野に大きく関連する問題として取り組んでいく必要性等につき認識が共有された。

    (3) 教育については、学校給食の拡大、職業訓練の充実、教育の質の向上等の課題が指摘された。

    (4) 経済成長・富の創出については、民間投資、そのための国内法・制度の改善、国内貯蓄の重要性等が指摘された。わが国からは、TICADアジア・アフリカ貿易投資会議の開催予定(今秋、於東京)を紹介し、注目を集めた。

    (5) 食糧安全保障については、アフリカ各国の経済の中での農業の中心的役割に幅広い認識の共有がみられた。

    (6) いずれの分野においても、アフリカ地域機関、各国、又企業レベルでの能力向上とそのためのパートナー側の支援の必要性が繰り返し主張された。

  3. なお、第3回APFは、本年10月に米国にて開催される予定である。

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