アフガニスタン暫定政権設立式
(概要)
平成13年12月23日
1.開催日:12月22日(土)
2.開催地:アフガニスタン内務省ホール(カブール)
3.参加者:計約2,000人
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アフガニスタン
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暫定政権
カルザイ暫定政権議長、アブドッラー外相、カヌニ内相、ファヒム副議長兼国防相、アルサラ副議長兼財務相を含め、ほぼ全閣僚。 |
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その他有力者
ラバニ北部同盟「大統領」、ドスタム将軍、イスマイル・ハーン元ヘラート知事、ハリリ師、ハジ・カディール、ピール・ギラニ等。 |
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各国・国際機関代表
植竹外務副大臣、ブラヒミ・アフガニスタン担当国連事務総長特別代表、ミッシェル・ベルギー(EU議長国)外相、ハラズィ・イラン外相(OIC代表)、サッタール・パキスタン外相、ジャラール・パキスタン教育相(女性)、シン・インド外相等。
(その他多くの国から、大使・臨時代理大使クラスの参加があった)(ドビンズ米特使、クーパー英特使、デール独特使、デ・マイオ伊特使。露、加、蘭、スイス、スウェーデン、韓、インドネシア、マレイシア、ポーランド、ルーマニア、ボスニアの各駐パキスタン大使。中国については駐パキスタン大次席の姿が見られた)
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4.式典の流れ
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コーラン拝読、国歌吹奏等に続き、アフガン関係者および外国からの参加者代表(ブラヒミ特使、ハラズィ・イラン外相、ミッシェル・ベルギー外相)が演説。
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続いてラバニ北部同盟「大統領」が演説し、その中で、カルザイ議長に権力を委譲する旨宣明。
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右を受け、カルザイ暫定政権議長が演説を行い、その後、同議長による就任宣誓式が行われた。続いて暫定政権閣僚全員まとめての就任宣誓が執り行われ、閣僚を代表しカヌニ内相が挨拶した。 |
5.植竹副大臣の現地での動向
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式典終了後、カルザイ議長と会談を行い、(イ)暫定政権を承認する、(ロ)アフガニスタンに安定をもたらすために暫定政権が果たすべき役割の重要性に鑑み、UNDPに設置される信託基金に日本より100万ドル拠出する、(ハ)1月21日・22日に東京で行われるアフガニスタン復興支援拡大閣僚級会合への同議長の出席を求めた。これに対し、同議長は、信託基金への拠出に対する感謝を述べるともに、東京会合への出席は楽しみにしている、と応じた。なお、カブールへの出発前のイスラマバード空港で、アルサラ暫定政権副議長兼財務相に対し、上記三点に加え、復興支援に関する調査のために12月23日より経済協力ミッション(石井開協長)を派遣する予定である旨述べた。
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他に、短時間ながら、アブドッラー外相、カヌニ内相、アルサラ副議長兼財務相、ミッシェル・ベルギー外相、サッタール・パキスタン外相、シン・インド外相とそれぞれ挨拶を行った。 |
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