外務省 English リンクページ よくある質問集 検索 サイトマップ
外務省案内 渡航関連情報 各国・地域情勢 外交政策 ODA
会談・訪問 報道・広報 キッズ外務省 資料・公開情報 各種手続き
トップページ 外務省案内 外務本省
外務本省

【別添2】

入省時の試験区分毎のキャリア・パス(異動・昇進コース)

平成14年8月21日

I種職員のキャリア・パス(異動・昇進コース)

1.総論
  • I種職員は、在外研修の後、本省・在外の様々な地域・分野に関わるポストを経験し、管理職、更には幹部職員として活躍することが期待されている。
  • 早い段階から競争原理を導入し、その中で管理職としての適性を見極めていく。
  • 管理職への昇任選考を厳格化し、同時に、昇任から洩れた者についても、その後の研鑽の結果如何では、セカンド・チャンスを残し、組織の活性化を図る。
  • 管理職としての適性が低い者であっても、特定地域・分野別専門家として適性の高い者については、個別分野の専門家として活躍するコースに進む。

2.具体的措置
  • 入省年次毎の横並びの昇格を廃し、能力本位での厳しい昇格審査を行う。I種職員でも管理者としての適性のない者は管理職ポストにつけない。
  • 能力のある者は年次にかかわらず抜擢する。
  • 本省課長(注)を経験しなかった者は、原則として大使に任用しない。
    (注:本省の課長ポストには、中央官庁の課長は含まれる。)

I種職員の異動・昇進コース


専門職職員のキャリア・パス(異動・昇進コース)

1.総論
  • 専門職職員は、研修国等の地域の専門家あるいは軍備管理、環境、貿易等の分野の専門家として養成され、活躍することが期待されている。
  • 典型的なキャリア・パスは、在外研修、在外公館勤務を経た後、本省、在外公館勤務、又は国際機関での勤務などを繰り返し、優秀な者は本省の地域調整官、大使館の政治部長等シニアのスタッフ職として活躍する(専門家コース)。
  • また、専門職職員は地域・分野の専門家として活躍することが本旨であるが、専門家としての能力に加え、管理者としての能力、適性をも備えた者については、首席事務官、課室長等の管理職として活躍するコースも開かれている(管理職コース)。
  • 上位級に選考された者は、専門家あるいは管理職として、本省の課・室長、地域調整官、企画官、あるいは在外公館の次席、政治部長等を経て、能力及び勤務成績に応じて、総領事、大使への道が開かれている。その他の者は、中堅の専門家として本省・在外で活躍する。

2.具体的措置
  • 専門職職員は、従来からも一定級以上は昇格スピードに差異を設けていたが、今後は一層の競争原理を導入して、能力・業績に応じ、早い段階から昇格のスピードに差異を設ける。
  • シニアの専門職職員が、在外において専門家として十分に活躍できるよう、大使館の政治部長等のポストを設定し、専門職職員の任用に道を拓く。右ポストに任用するに当たっては、参事官以上の肩書きを柔軟に付与する。
  • 本省各課の執務体制として、優秀な専門職職員を、地域局においては「地域専門官」、機能局においては「分野専門官」として任用し、これらの者が地域班長又は分野班長として、総務班に報告するのではなく、直接に課長、首席(総括)のラインの下に入り、所掌する業務分野の政策決定に関与できるよう留意する。

専門職職員の異動・昇進コース


III種職員のキャリア・パス(異動・昇進コース)

1.総論
  • III種職員のキャリア・パスは、(1)会計、(2)情報通信(IT)、(3)領事、(4)総務・渉外の四つの分野が中心となる(注:ここで言う情報通信(IT)は従来型の電信ではなく、情報管理、ITの専門家)。また、職員の適性に応じ、これら4分野以外(例えば、経済協力、広報・文化等)の専門を持つこともある。
  • 入省後10~15年程度は、特定の分野に偏らず様々な業務を経験し、その後、それぞれの適性に応じた専門コースを進む。
  • 上位級に選考された者は、在外の各部長(領事部長、管理部長、情報通信部長等)、本省の官房班長、局庶務主任、専門官等を経て、本省省令職等に就く。その他の者は、一般職員として本省・在外で勤務する。
  • 語学能力に優れ、かつ管理能力も十分に備えた優秀な者は、専門職職員、I種職員に準じたキャリアを積ませ、将来公館長に抜擢することもあり得るものとする。

2.具体的措置
  • 語学を含めた研修制度を拡充する。
  • 各人が二分野で専門性をもつよう人事配置に留意する。
  • 本省における係長等の肩書の付与、在外公館の管理部長、情報通信部長(CIO)、領事部長等の役割の明確化等、キャリア・パスの確立に必要な手当を行う。
  • 秘書的業務に関しては、本省では「付」の名称を使用せず、「秘書」に変更する(局長付は局長秘書と呼称する)。

III種職員の異動・昇進コース



BACK / FORWARD / 目次


外務省案内 渡航関連情報 各国・地域情勢 外交政策 ODA
会談・訪問 報道・広報 キッズ外務省 資料・公開情報 各種手続き
外務省