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外務省タウンミーティング第4回会合
川口外務大臣と語るタウンミーティング
(平成14年11月30日、於:名古屋 名古屋観光ホテル 那古東中の間)
「WTO新ラウンド
~グローバリゼーションの世界における貿易問題~」

高島外務報道官(コーディネーター)冒頭挨拶




【高島外務報道官】

 皆さまこんちには。タウンミーティングに、ようこそおいでくださいまして、ありがとうございます。外務報道官という肩書きをいただいておりますけれども、実は、なりましたのは8月の2日から。まだまだほやほやの新人でございます。
 川口外務大臣が進めております、外務省を開かれたお役所にしよう、日本の外交をもっとわかりやすく、一般の方々にも伝えていって、外交を、できるだけ世論のバックアップを受けた外交にしようということで、私も外部から急に、外務報道官という仕事に就くようにという命令を受けまして、この仕事を始めました。
 したがって、私は、外交ですとか、経済外交は素人でございますので、素人の立場で司会進行をさせていただいて、できるだけ皆さまにもわかりやすく、WTOという、今、世界の貿易の主流になっている機構がどうなっているのか、それに対して、日本がどんなことを考えているのかということを、皆さまにお伝えして参れたらと思っております。
 皆さまの中で、経済関係のニュースを丹念にフォローしておられる方は、すでにお気づきと思いますけれども、きょう11月30日は、日本の貿易の歴史にとっては、大変画期的な日でございます。きょうから、日本とシンガポールの間の自由貿易協定、正式には、経済関係の協力をもっと密接にしようという取り決めが発効した日ですが、これに伴いまして、化学、石油、繊維製品など約3800品目の、シンガポールから日本への輸出品、つまり、日本は輸入するほうですけれども、関税がゼロになりました。日本からシンガポールに行く輸出品も、ほとんど関税がゼロになっています。
 日本とシンガポールの間の取引は、年間2兆8000億円ぐらいありますが、そのうちの98%が、この協定によって非関税、関税がゼロになって、両国間の貿易がもっと進むだろうと言われています。
 日本は今まで、他国間、多くの国々と一緒になって、貿易のことを考えようという交渉を続けてきましたが、ここに至って初めて、二国間の貿易交渉も熱心にやって、こういう自由貿易協定のようなものを話し合うようになりました。つまり、今、日本の貿易政策、通商政策が大きく変わろうとしている最中です。その中心にあるのが、WTOの新しいラウンドということになります。
 それでは、WTOの新ラウンドに対する日本の政策はどうなっているのか、さっそく川口外務大臣からお話をいただいて、そのあとパネルディスカッション、さらに、皆さまからのご質問にお答えするという形で進めてまいりたいと思います。


コメンテーター発言 / プレゼンテーション / 目次


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