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外務本省
アフリカ統一機構(OAU)及びアフリカ連合(AU)首脳会議への
杉浦外務副大臣の参加について
(概要)


平成14年7月14日


1.OAU/AU首脳会議

(1) 7月8日-10日、南アフリカを議長国として、第38回OAU首脳会議及び第1回アフリカ連合(AU)首脳会議がダーバンにて開催された。これらの会議には、ムベキ・南ア大統領ほかアフリカ諸国首脳が参加したほか、アナン国連事務総長や主要先進国から閣僚レベルの要人が参加した。

(2) 本会合は、1963年の設立以来「主権・独立の確保」等の実現に取り組んで来たOAUがその歴史的使命を達成したことを確認するとともに、紛争解決と開発に向けアフリカ諸国間の協力・統合の更なる深化を目的に掲げるAUの発足を記念する大きな節目となった。

(3) 本会合の成果として、AUの機構的整備(AU総会、執行理事会、AU委員会(事務局)等に関する決定、「平和・安全保障理事会」設置に関する議定書採択)及び「アフリカの開発のための新パートナーシップ(NEPAD)」の実施状況の報告と承認(NEPAD行動計画、APRMの体制、実施体制の整備等)があげられる。

(注) APRM:アフリカン・ピア・レヴュー・メカニズム
 政治、経済に関する各国のガヴァナンスの状況についてNEPADの精神に基づきアフリカ諸国が相互審査するもの。アフリカによる「良い統治」の実践という観点から国際社会の関心が高い。


2.杉浦副大臣参加の意義

(1) 今次OAU/AU首脳会議は、6月下旬のカナナスキス・サミットでNEPAD支援を目的とするG8アフリカ行動計画が採択された直後に、8月下旬の持続可能な開発に関する首脳会合(WSSD)を主催する南アフリカにおいて行われたものであり、アフリカを巡る外交日程の中で、重要な位置を占めるものとなった。

(2) 本会合には、南アからの招待に応え、杉浦外務副大臣を団長とする日本代表団がゲスト国として参加し、日本として、AU発足や、NEPADを通じたアフリカ諸国のオーナーシップの高まりを歓迎する旨のメッセージをアフリカ側へ伝達した。また、杉浦副大臣は、ダーバン滞在中、アフリカ諸国要人(11ヶ国、14名(大統領3名、外相級要人11名))との二国間会談を行い、AU、NEPADや二国間関係等について活発な意見交換を実施した。

(3) 本会合への杉浦副大臣参加は、先般のG8サミットの際に「日本のアフリカとの連帯」を打ち出し、2003年後半に第三回アフリカ開発会議(TICADIII)に向け、日本にとってもアフリカ問題重視の姿勢をアフリカ諸国要人に対し直接アピールし、日本の存在感を示す重要な機会となった。

(4) このほか、二国間会談の際には、アフリカ諸国要人よりTICADプロセスを通じた日本の継続的取組、また、日本の経済協力を通じたアフリカ開発への具体的貢献に対し、高い評価と期待が改めて表明された。




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