(1) |
今次OAU/AU首脳会議は、6月下旬のカナナスキス・サミットでNEPAD支援を目的とするG8アフリカ行動計画が採択された直後に、8月下旬の持続可能な開発に関する首脳会合(WSSD)を主催する南アフリカにおいて行われたものであり、アフリカを巡る外交日程の中で、重要な位置を占めるものとなった。
|
(2) |
本会合には、南アからの招待に応え、杉浦外務副大臣を団長とする日本代表団がゲスト国として参加し、日本として、AU発足や、NEPADを通じたアフリカ諸国のオーナーシップの高まりを歓迎する旨のメッセージをアフリカ側へ伝達した。また、杉浦副大臣は、ダーバン滞在中、アフリカ諸国要人(11ヶ国、14名(大統領3名、外相級要人11名))との二国間会談を行い、AU、NEPADや二国間関係等について活発な意見交換を実施した。
|
(3) |
本会合への杉浦副大臣参加は、先般のG8サミットの際に「日本のアフリカとの連帯」を打ち出し、2003年後半に第三回アフリカ開発会議(TICADIII)に向け、日本にとってもアフリカ問題重視の姿勢をアフリカ諸国要人に対し直接アピールし、日本の存在感を示す重要な機会となった。
|
(4) |
このほか、二国間会談の際には、アフリカ諸国要人よりTICADプロセスを通じた日本の継続的取組、また、日本の経済協力を通じたアフリカ開発への具体的貢献に対し、高い評価と期待が改めて表明された。
|