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平成16年度第2回タウンミーティング「学生と語る」
~結果報告~


 平成16年9月22日(水)、国立京都国際会館において「平成16年度第2回タウンミーティング『学生と語る』」が開催されました。今回も、前回と同様に多くの参加者を得ました。参加者の皆さんからアンケートに様々な感想を頂きましたので、それらをご紹介しながら当日の様子を報告します。

全体講演会

 全体講演会は、国内広報課・手塚義雅課長による「国益とは何か」、「現在の国際情勢認識」を中心とした国際情勢に関する講演で始まりました。在香港総領事館領事としてSARS問題に直面した際の取り組みやアフリカで勤務していた際、銃弾が飛び交っている中を邦人保護のために奔走したことなど、実際の体験も交えた話がありました。 写真

手塚課長の実体験から、総領事館が緊急事態への対処を検討すべきだ、という具体的な課題を伺うことができて良かったです。
(京都産業大学Aさん)
一番面白かったのは、香港でのSARS対策に関する体験談でした。生の話なんて、普通に聞けるものではないし、非常に強く良い刺激を受けました。
(京都大学Mさん)
日本の外交を担っている「外交官」の立場から、国際情勢を国益、大国としての日本の役割、ソフト・パワーといった面から話して頂いて、普段聞くことのできないアプローチの仕方だったので良かったと思います。
(静岡県立大学Aさん)
外交の視点を国際情勢や体験談を織り交ぜて幅広く話して下さって良かったです。とりわけ、SARSでの対応についての体験談では、日本の外交官の使命感を知ることができました。
(京都大学Sさん)


 つづいて、「外から見た外務省」と題して、「外交フォーラム」誌の鈴木順子編集長からお話を頂きました。これまでご自身が接してこられた省員の印象、並びに一面的に当省を見ている一部マスコミを批判される一方で、当省に対しても、改善点を指摘され、熱く、率直にお話し下さいました。

外交フォーラムについては知っていたが、具体的な内容、編集者の方々の思い、考え等についてはよく知らなかったので、今日、その部分に触れることができて良かったです。
(大阪女子大学Kさん)
過去数回に渡って、タウンミーティングに参加させて頂きましたが、外交官ではない方の視点を初めて伺うことができ、それも外務省と密に接しておられる方で、なおかつ世論とも接点があり、良い企画だと思いました。
(京都大学Kさん)
興味深く聞けた。外務省員以外の方から外務省について聞けるというのは鈴木編集長の物腰の柔らかさ、機知に富んだ点も有って、得るものが大きかったと思う。
(京都大学Sさん)
テレビや雑誌、新聞を通してでは見ることのできない外務省の一面を見ることができた。「外交フォーラム」誌がなぜできたのか、ということを聞き、更に読みやすくなった気がする。
(立命館アジア太平洋大学Fさん)


 若手職員を代表して、国際社会協力部人道支援室・大河新典事務官が、「外務公務員の実情」として専門とするヒンディー語を磨くため、インドで研修していた頃の体験談や、当省での担当業務について、楽しくお話しました。インド研修中には、インド人の家庭にホームステイして、「毎日三食カレー」という生活に慣れるのが大変だったことなどを話すと、会場から笑いがこぼれました。

外務省を非常に身近に感じるきっかけとなった。現場の生の声・外務省入省後の様子をとても分かり易く具体的に話して頂きうれしかった。このような講演を以後も要望する。
(早稲田大学Tさん)
人道支援分野において、現地ではNGOだけでなく外務省の活動としても「現場主義」を貫徹されていることを知り、ダイナミズムを感じた。
(大阪外国語大学Uさん)
インドでの生活や仕事が大変なこと、また、外交官としてのやりがいなど、生の情報・実情が聞けて良かったです。
(京都大学Hさん)


 全体講演のしめくくりとして、人事課・池上正喜課長補佐により、採用及び研修制度について、自身の就職活動等の経験も交えながら説明しました。

具体的な入省後の話、勉強、求められる人材等について話が聞けて、非常に意義があった。
(関西学院大学Tさん)
何年かおきに異動があるのが必須条件だと思っていたが、物理的・家庭的内情等も考慮した人事が行われることを知れて良かった。
(京都大学Nさん)
I 種と専門職の違いについてよく分かった。採用の詳細は、すごく受験生にとっては気になるところなので、包み隠さず話して頂いたので良かった。
(大阪大学Sさん)


分科会

 2時間に渡って分科会が行われました。各分野において第一線で活躍する外務省員や国際公務員と意見交換できる絶好の機会です。参加学生の皆さんも自分の意見や疑問を積極的にぶつけ、各会場は熱気に包まれていました。

「対中外交」(講師:中国課 大平真嗣事務官) 写真
アジアカップやODAの問題など、時事的な問題を深く掘り下げて討論できて良かったです。中国との関係向上は、これからより重要となってくることを誰もが感じているのに、うまく進んでくれない現状を様々な角度から考察することができました。
(大阪大学Aさん)


「ODA」(講師:経済協力局政策課 高橋直樹課長補佐) 写真

現場の第一線で活躍されている人の講義を拝聴する機会を得てODAの問題点や日本のODAの強みについて知見を広げることができたように思う。
(名古屋大学Uさん)


「日米安保」(講師:第二国際情報官室 山地秀樹首席事務官) 写真

熱く本音を語って頂いたのが一番新鮮で面白かったです。役人である前に一人の人間として国の将来を本気で考えているのだと分かり、公務員のイメージが変わりました。
(立命館大学Kさん)


「人間の安全保障」(講師:国際社会協力部政策課 山田潤事務官) 写真

人間の安全保障や人道的介入の問題等、第一線で活躍されている外交官のお話をお聞きし、大変知的刺激を得ることができました。
(同志社大学Aさん)


「FTA」(講師:経済連携課 桑原祐事務官) 写真

交渉において、どのようなことが問題となるのか、解決するために何をすべきか等を実際にその仕事を担当していらっしゃる方からお聞きすることができ、非常に勉強になりました。
(京都大学法学部Tさん)


「国際公務員になるには」(講師:国際機関人事センター 石水修課長補佐・国連環境計画 国際環境技術センター 矢田貝久美子総務財務官)

国際公務員制度について、そして実際の国際公務員の方から様々な体験談を聞かせて頂き、非常に勉強になった。将来に向けて、努力を続けていきたいと思った。
(兵庫県立大学Kさん)
写真

漠然とは知っていましたが、より具体的に実際に働いている人のインタビュー・映像を交えて説明して頂いたので良かったです。あと、矢田貝さんの発表がとても分かり易く、また現地で働くということがどういうことなのか、かなりまざまざと見せられて、良い経験になりました。
(静岡県立大学Sさん)
国際公務員と言うと、かなり狭い門で、なかなかなれないものだというイメージを持っていましたが、AE/JPO制度等様々な道があることが分かりました。
(立命館大学Iさん)


最後に

 今回参加者の募集を開始したのは8月頃でした。この時期は、ほとんどの大学が夏休みで、学生の方々に参加を呼びかけることは難しかったです。それにも関わらず、当初予想もしていなかった200名を超える参加者を迎えることができました。これは、ひとえに、教授の先生方、大学職員の皆様、関西地方の公務員専門学校の職員の皆様、そのほか、多くの方の協力の賜物と本当に感謝しております。
 また、当日は、各講演の後に参加者の皆様から質問していただく時間が十分にとれず、申し訳ありませんでした。各講演と講演の合間にも休憩もとらず講師に質問をされる参加者の皆様の積極的な姿勢に、主催者としてうれしい思いでいっぱいでした。ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。
(担当:国内広報課総務班)


 次回タウンミーティング「学生と語る」は、11月26日(金)に外務省(東京)で行います。奮ってご参加ください。
 詳細は「イベント募集案内」をご覧ください。



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