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平成16年度第1回タウンミーティング「学生と語る」
~結果報告~


 平成16年7月16日(金)、外務省において「平成16年度第1回タウンミーティング『学生と語る』」が開催されました。今回も、昨年度と同様に多くの参加者を得ました。参加者の皆さんからアンケートに様々な感想を頂きましたので、それらをご紹介しながら当日の様子を報告します。

全体講演会

 全体講演会は、領事移住部政策課・三好真理課長による国際情勢に関する講演で始まりました。三好課長より、東西冷戦、地域紛争、9・11テロに象徴される新しい脅威などについて、体験談を交え話がありました。

教科書で学んだ国際的事件を、実際に外交官として体験した方のお話は、とても有益で新鮮さを覚えました。
(新潟大学Fさん)
三好さんの個人的体験を織り交ぜながら「外交」という仕事を具体的にお話下さり、とても楽しかったです。常に、現代史・国際情勢の中にあり、ジ ャーナリスト・学者とは異なった立場で100歩先を見据えながら、政策を立案していくという「外交官」という職業に大きな魅力を感じました。
(上智大学Hさん)
「国際情勢の中での仕事」という点から、外務省で働くことのやりがいが伝わってきました。「楽観主義」とご自身のことを言っておられましたが、笑顔を絶やさない三好さんのような女性が活躍されていることは大変希望になりました。
(創価大学Iさん)
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 つづいて、「外から見た外務省」と題して、「外交フォーラム」誌の鈴木順子編集長からお話を頂きました。

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外交フォーラムは、マスコミの単純な論理だけではなく紙面で様々な立場の人々とのディスカッションを紹介したり、一方向からだけの視点にとらわれないところに好感をもっています。それが、「外交フォーラム」の設立趣旨ということに納得できました。
(東京外国語大学Nさん)
客観的に外務省をみて、使命感を持って仕事をしている方が多いということと、女性が活躍しているということを聞き、うれしく思いました。
(創価大学Iさん)
外務省に密接に関わりながら、雑誌という客観的な判断を提供するツールに携わる方のお話ということで、大変バランスのとれた内容だったと思います。もっと国民に語りかけていくシステムが必要だ、そうすれば外交力が強くなるというところに共感しました。
(上智大学Mさん)


 若手省員を代表して、領事移住部邦人特別対策室・榎下健司課長補佐が、ユーモアを交えて自らの経験談を話しました。

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個人的に中東・テロに関心があったので、とても興味深かったです。現場で働いた経験から、テロの原因を分析しているところが印象的でした。現場で働くことで、知恵が得られ、それが外交官としての醍醐味だと思いました。
(東京外国語大学Nさん)
中東でのお話で、「人に接する」ことによる情報収集の重要さが分かりました。私たち日本人とは全く違うように見えるアラブ人への理解も、接してみることで初めて始まると思いました。
(聖心女子大学Sさん)
メディア上で語られる言葉や教科書上の言葉ではなく、まさに生身の「声」が拝聴できて有意義でした。
(筑波大学Nさん)


 全体講演のしめくくりとして、人事課・中村浩平課長補佐、守山弘子事務官より、採用及び研修制度について、自身の就職活動等の経験も交えながら説明しました。

在外勤務の多い外務職員の家族に対するサポートについて質問した際、丁寧で率直な回答をして頂きました。在外勤務で様々な国や文化に出会い、そこに楽しさを見出すというポジティブな意見に外交に対する更なる魅力を感じることができました。
(東京外国語大学Mさん)
外務省という仕事に限らず、個々人の人生の選択として就職についてお話されたのが、参加者全員を応援しているという外務省の暖かい雰囲気を感じることができた。
(筑波大学Iさん)
「人生の選択を幅広い視野から考えて下さい」という中村さんの一言が心に残りました。モチベーションが上がるきっかけになったと思います。ありがとうございました。
(慶應義塾大学Sさん)
再チャレンジや既卒(年齢)を、こちらが意識するほど心配しなくてもいいことを知ったことが、参考になりました。
(筑波大学Nさん)


分科会

 二時間に渡って分科会が行われました。各分野において第一線で活躍する外務省員や国際公務員と意見交換できる絶好の機会です。参加学生の皆さんも自分の意見や疑問を積極的にぶつけ、各会場は熱気に包まれていました。

「対欧外交」(講師:欧州国際機関室 明珍充課長補佐)参加者の声

拡大EUの現状を、現場の立場からの分析と、より大局的に、歴史的な立場からの分析と、二つ大きな視点を区別して解説して下さったので、非常に理解しやすく、また興味深かったです。また参加者にも積極的に意見を求めて下さり、真摯に受け答えして下さったので、自己の意見を存分に述べることができました。
(慶應義塾大学Sさん)
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「WTO」(講師:国際機関第一課 藤本健太郎課長補佐)参加者の声

途上国が交渉の中でどのように動いているか詳しい話を聞くことができた。特に、個々の途上国の立場の違い、例えばインドとブラジルが交渉品目によってとる立場の違いなどを、その背景も合わせてお聞きすることができて大変勉強になった。また、周りの問題意識の高さを感じ、自分のこれからの学生生活につなげていきたいと思った。
(東京大学Tさん)
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「イラク問題」(講師:中東第二課 宮本哲二課長補佐)参加者の声

大人数にも関わらず、一人一人の意見を大切にしていただきながら討論ができました。担当していただいた宮本さんの、外交官としてのジレンマや問題の解決の仕方をうかがうことができ、外交官も生身の人間であることを再確認でき、外交の仕方が身近に感じられました。
(静岡大学Sさん)
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「国連外交(1)」(講師:国連政策課 多田昌弘課長補佐)参加者の声

疑問に思っていた日本の常任理事国入りとそれに伴う論点についてより深く考えるきっかけを与えてもらえたと思います。質疑応答の中で、自分の考えを整理し、他の考え方を分析、比較して、自分の考えをより深めることができたと思います。あっという間に二時間が経ってしまいました。
(東京大学・Oさん)
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「国連外交(2)」(講師:国連行政課 坂田奈津子課長補佐)参加者の声

実際に日本の国益を代表する立場として国連外交を行ってこられた坂田さんの話は非常に興味深かった。またご自身の考えも聞かせて下さり、考えさせられるものだった。討論も活発で、様々な方の意見を聞き、自分の考えも伝えることができ、有意義でした。
(慶應義塾大学・Fさん)
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「国際機関における日本人の貢献」(講師:国際機関人事センター 稲賀淑子室長・WFP日本事務所 根本かおる広報官)参加者の声

外務省としての国際機関就職への関わり方が一方で示され、他方ではそうした機関で活躍されている日本人職員の現場からの声を聞くことができた。また、質問に対しても双方の立場から答えが用意されたことも評価できると思う。
(お茶の水女子大学Sさん)
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最後に

 今回は多くの方から応募をいただき、予定以上の人数の受入をしました。会場の都合で、今回参加をお断りせざるを得なかった方々には、本当に申し訳ございませんでした。また、アンケートではこの企画全般に対するご意見もいただきました。少しでも良いものになるよう、今後の参考にさせていただきます。
 外務省を志す方だけでなく、外交の最前線で活躍する外務省員の話を聞いたり、同年代の学生との意見交換を通じて国際問題の知識を深めたい方の参加もお待ちしております。
(担当:国内広報課総務班)


お知らせ

 タウンミーティング「学生と語る」は9月22日(水)に京都で行います。
 詳細は「イベント・募集案内」のこちらをご覧ください。



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