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平成15年度タウンミーティング「学生と語る」
第3回

~結果報告~


 平成15年12月1日(月)、外務省研修所(神奈川県)において、タウンミーティング「学生と語る」第3回が開催されました。この「学生と語る」は、国際問題に対する意識を高めるとともに、外務省職員との意見交換・交流の場を設けることを目的とし、年間4回実施しています。

 当日は、雨の降りしきる悪天候であるにも関わらず、大変多くの学生に参加頂きました。参加頂いた学生の皆さんからは、「外務省の堅苦しいイメージがなくなりました」「やはり省員の方々から生の声は、どんな書物よりも生き生きとしたもので、今後国際情勢を考える上で大変勉強になりました」など様々な反応を頂きました。以下、参加者のアンケート結果を一部紹介しながら、当日の様子を報告します。

全体講演会

 全体講演会は、「国際情勢に関する講演」と題した、北米局北米第一課、山崎和之課長による講演で幕を開けました。内容は、米国と他国との関わり合いや中東和平へのアプローチ、国益という概念について等、多岐にわたりました。

日本の国益という概念をこれまでは抽象的に理解しているにとどまっていたのですが、それを分かりやすく解説した上での、日本の安全保障、外交政策についてのお話は自分の理解を深め、興味深く聞かせて頂きました。
(法政大学・Sさん)
日本とアメリカ、独仏と英、安全保障と経済問題という比較をしていた点が興味深く、現在の国際関係がよく理解できた。
(法政大学・Yさん)
ニュースなどで伝えられる国際情勢は自分にとって遠い世界の話であったが、今回、実際ワシントン等で勤務されていた時のお話を伺え、身近に感じることができました。
(匿名希望)
日本の国益という概念をこれまでは抽象的に理解しているにとどまっていたのですが、それを分かりやすく解説した上での、日本の安全保障、外交政策についてのお話は自分の理解を深め、興味深く聞かせて頂きました。
(法政大学・Sさん)
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日本とアメリカ、独仏と英、安全保障と経済問題という比較をしていた点が興味深く、現在の国際関係がよく理解できた。
(法政大学・Yさん)
ニュースなどで伝えられる国際情勢は自分にとって遠い世界の話であったが、今回、実際ワシントン等で勤務されていた時のお話を伺え、身近に感じることができました。
(匿名希望)
冷静な見解を聞くことができて、得るところが大きい講演でした。特に、アメリカと日本の感覚の違いなどは新しい発見で非常に深く聞かせて頂きました。
(東京外国語大学・Kさん)
イラクにおける日本人外交官の殺害に触れられ、非常な憤りと悲しみを抱えながらも冷静沈着な外交を継続することの重要さをお話し頂いた時は、言葉の端々に外交官としての責任感を感じ取ることができました。
(国際基督教大学・Cさん)
概念遊戯ではない、やはり現場の人の話だと感じた。外交における理想と現実とのバランス感覚について考えさせられました。
(明治学院大学・Oさん)
「国際社会において協力関係・信頼関係に立たないと影響力を及ぼしていけない」という言葉が非常に心に残りました。今まで日本が世界に貢献し、存在感を示しきたことを考え、その背後の努力に思いをはせ、感動しました。
(慶應義塾大学・Kさん)


 つづいて、若手省員を代表して、中東アフリカ局アフリカ第二課、岡崎泰之事務官が、「外務公務員の実情」と題し講演をしました。外務省を志した理由、仕事のやりがいや業務の内容について様々なエピソードを交えて語りました。

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外交官であることの醍醐味、現場のおもしろさがフィリピンでの経験を通して生き生きと伝わってきた。外交とは、結局は人と人とのつながりに帰結するのであって、外務省というだけでは見えてこない一人一人の外交官の顔が少し見えた気がする。
(宇都宮大学・Eさん)
在外の外交官が全人格をかけて日々頑張っているというお話には大変感動しました。東京から与えられた仕事だけではなく、それ以上の成果が出せるように自分の頭で考え、自分の足で行動しているというお話に感銘を受けました。
(匿名希望)
本省及び在外公館における仕事内容をより深く知ることができました。さらに、外交官としての心構えを語って頂いたことで、何が外交官に要求されるのかを再認識し、今後も常に自分自身を研鑽していかなければならないと思いました。
(匿名希望)
なぜ外交官になりたかったのか、外交官だからこそ出来る仕事とはどんなものか等について話を伺うことができ大変参考になった。また相手との信頼関係の重要性というのは、普段私たちが生活していく上でも同様であり、外交という仕事を身近に感じることが出来ました。
(匿名希望)


 次に人事課、中村浩平課長補佐より、外務省で働くにあたって求められる資質等について、分かり易く説明しました。

自分の身が引き締まる思いがしました。外交官に必要な資質をいくつか挙げて下さり、中村さんご自身がそれを実証していると感じた。これから外交官を目指す中で何を常に心がけているべきか、というヒントを頂いたような気がします。
(匿名希望)
外務省の実情、求められる人材などについて、ご自身の体験も引き合いに出しながら本音でお話して下さったので、とても興味深く伺うことができました。内容の一つ一つにとても重みがあり、本当に心打たれるお話でした。
(東京外国語大学・Kさん)
「異なる人々の中に共通性を見いだされた瞬間、それが最も楽しい」旨のお話がありましたが、この言葉は本当に経験された人々しか語れないと思います。このような人が外交官としていらしたことを嬉しく思いました。
(中央大学・Mさん)
好意的でとても親近感が持てる講演でした。同時に、これまでの自分の歩んできた人生、相手を思いやる気持ちの大切さ等、考えさせられる部分がたくさんありました。同僚を亡くされ複雑な心境の中お話して下さいましたが、私も色々な状況を乗り越えていく強さを身につけたいと思いました。
(慶應義塾大学・Yさん)
改めて外交という仕事に魅力を感じ、外交という仕事にぜひ携わりたいという決意を持つことができました。これからの数ヶ月、必死で勉強する際の支えになると思います。
(匿名希望)
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分科会

 全体講演の後には、分科会が行われました。当日、都合により1つの分科会を急きょ中止することになりましたが、学生の皆さんのご理解とご協力のもと、各分科会で活発な議論がなされました。

「難民」(講師:人道支援室 神尾信光事務官)参加者の声

講師の方を囲んで気軽に質問できる雰囲気があって良かったです。また詳細なデータを含めた丁寧なレジュメに感動しました。私は日本の難民認定に対して批判的にしか捉えていませんでしたが、バランス感覚を持って大きく捉えることで新たな見方ができました。
(上智大学・Kさん)
国内外での難民問題に対する外務省の真剣な取り組みを知ることができ、とても勉強になりました。また、ジュネーブでの国連外交においては人道支援という点で日本が中心的役割を果たしている旨を伺い、とても心強く感じました。
(匿名希望)
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「国連外交」(講師:国連政策課 多田昌弘事務官)参加者の声

自分の全然知らなかった国連の話、組織、方針、現状等を聞くことができ、とても充実していました。特に自由にディスカッションのような質疑応答で、自分と同じ大学生の考えている事、問題意識を知れたことは自分の考え方を構築する上でとても貴重な時間だったと思います。
(慶応義塾大学・Yさん)
一つ一つの質問に具体的かつ実体験の面白い所を織り交ぜながら答えて頂き、紙面上で学ぶより、何かひとつ超えたものを学ぶことができました。世論でいわれている国連中心社会を築くべきだという考えに賛同していたのですが、実際に仕事をなさっている方から実情を伺い、大変有意義でした。
(中央大学・Hさん)
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「対ロ外交」(講師:分析第一課 島桂一課長補佐)参加者の声

ロシアという国の文化・人、外交上の問題点を分かり易く説明して頂けました。これからはロシア関係の新聞記事もじっくり読んでいきたいと思います。
(埼玉大学・Kさん)
地理的な近さの割にまだまだ距離感を感じるロシアについて、ロシアの国民性も含めてお聞かせ頂きました。ユーモア溢れる語り口で今後の二国間の関係などについてもお話下さり、ロシアについて理解が深まると共に親近感が増しました。
(慶応義塾大学・Sさん)
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「対米外交」(講師:北米第二課 堀田亨課長補佐)参加者の声

私の大学では、外交に関しての授業などではなく、このような話を自分と同世代の学生の方々や、外務省員の方と議論することは全くなかったので、大変刺激的でした。
(匿名希望)
現在、日本がアメリカと緊密な関係を築いているという状況について、歴史的な背景から説明して下さり、新鮮でした。ご専門であるFTA等の通商問題についてのお話も大変ためになりました。
(お茶の水女子大学・Kさん)
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 いよいよ今年度も第四回を残すのみとなりました。外務省を志す大学生はもちろん、関心分野についての知識を深めたいという大学生の皆さんからの積極的な参加をお待ちしています。第一線で活躍している省員と意見を交わし、また全国の大学生と議論できる場は「学生と語る」しかない!


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