外務報道官談話
イラクのヒッラにおける爆弾テロ事件について
平成17年3月1日
- 2月28日(月)、イラク中部ヒッラにおいて車爆弾が爆発し、多数の死傷者が出たことに強い憤りを覚える。テロはいかなる理由においても正当化できず、わが国は、これまでイラクで発生したテロ事件を含め、多くの罪のない人々を犠牲にする残虐なテロ行為を改めて断固として非難する。
- 今回の事件を含めこれまでのテロ事件で亡くなられた方々およびご遺族の方々に心から哀悼の意を表する。また、負傷された方々に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早いご回復を祈念する。
- 1月30日に実施された国民議会選挙は、イラクの民主化に向けた大変意義ある重要な一歩であり、今後年末までに政治プロセスが更に進展し、イラクが民主的で安定した国家になっていくことにより、テログループ等が活動する土壌が除去されることを期待する。
(参考)
イラク中部ヒッラ(バグダッドの南約100キロ)で現地時間2月28日朝、車爆弾による自爆テロが発生し、少なくとも125人が死亡、少なくとも130人が負傷した。2003年4月の旧フセイン政権の崩壊後に発生した単独の自爆テロとしては、最大規模の犠牲者数となった。
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