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外務報道官談話

北朝鮮による日本人拉致問題について


平成17年1月26日


  1. 26日午後、北京の「大使館ルート」を通じ、北朝鮮側より、横田めぐみさんの「遺骨」とされた骨片に関する日本側鑑定結果に関する考え方を含む北朝鮮の1月24日付「備忘録」(朝鮮語原文)が我が方に伝達されると共に、改めて本件骨片の返還要求があった。

  2. 昨年11月の第3回日朝実務者協議を通じて北朝鮮側から提示された情報・物証全般に関し、我が方は、昨年12月25日、北朝鮮側に対し、我が方の精査結果を伝え、抗議を行って以来、迅速かつ納得の行く対応を求めてきているが、今般の北朝鮮側の対応は、このような我が方の求めに応じるものではなく、極めて遺憾である。また、北朝鮮側のこのような対応は、日朝平壌宣言に則って日朝関係を進めていく上でも、極めて非建設的であると言わざるを得ない。

  3. 北朝鮮側が、今後も引き続きこのような対応に終始する場合には、我が方として、既に明らかにしているとおり、北朝鮮側に対する「厳しい対応」を講ずることとせざるを得ず、その可能性についてより具体的な検討を行う考えである。

  4. いずれにせよ、安否不明の拉致被害者に関する再調査は、金正日国防委員長自身が約束したものであり、北朝鮮側が、日朝平壌宣言に則り、我が方として納得できる対応をとる責任を負っているものである。政府としては、北朝鮮側に対し、北朝鮮側が提供した物証等につき真実を明らかにするとともに、生存者は直ちに帰国させるよう、引き続き強く求めていく考えである。



外務報道官談話 / 平成17年 / 目次


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