外務報道官談話
わが国核軍縮決議案の国連総会第一委員会における採択について
平成16年10月29日
- わが国が提出した核軍縮決議案「核兵器の全面的廃絶への道程」が、ニューヨーク時間28日(日本時間29日)、国連総会第一委員会において、圧倒的多数で採択されたことは喜ばしいことであり、大いに評価する。
- わが国は、1994年以降、毎年国連に核軍縮決議案を提出し、国際社会の圧倒的支持を得てきている。本年においても、唯一の被爆国として核廃絶を強く希求する国民感情に立ちつつ、核廃絶に向けた「現実的かつ漸進的」な取組みを着実に継続し、核兵器のない平和で安全な世界の実現を目指すことが何よりも重要であるとの基本的考え方に基いて、この決議案を提出し、多数の支持を得たものである。
- わが国としては、特に明2005年の核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議に向けて、核軍縮に向けた国際的機運を一層高めていくことを重視しており、この決議案採択を受け、核軍縮・不拡散分野における外交努力を継続・強化していきたい。
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