外務報道官談話
国際司法裁判所(ICJ)のイスラエルによる「壁」建設の法的帰結に関する勧告的意見について
平成16年7月10日
- ICJの勧告的意見において、イスラエルによるパレスチナ占領地における「壁」建設が国際法に反し、この違法な状態を終了させる義務があるとされており、我が国としては、イスラエルがこの問題につき適切に行動することを期待する。
- イスラエル・パレスチナ間では暴力の連鎖が継続し「ロードマップ」の履行が停滞している状況にある。わが国は、両当事者間の話し合いにより、平和的に共存するイスラエル・パレスチナ2つの国家の樹立に向けた「ロードマップ」を通じた問題の根本的解決が図られる必要があると考えており、両当事者が「ロードマップ」上の義務を着実に実施するよう引き続き働きかけていく考えである。
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