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外務報道官談話

ブルンジ和平問題(国連ブルンジ活動の設立)について


平成16年6月1日


  1. わが国は、2004年5月21日(金)に採択された国連安保理決議1545に基づき、6月1日(火)より開始される国連ブルンジ活動(ONUB)について、その任務が成功裡に遂行されることを期待する。

  2. また、わが国は、2003年4月より展開され、今回の国連PKO設立に至るまでアフリカ連合(AU)の主導のもとブルンジの安定確保のために貢献したブルンジ・アフリカ・ミッション(AMIB)の活動に敬意を表すとともに、アフリカ連合(AU)のブルンジ和平に対する取り組みをアフリカ自身による和平への努力として歓迎する。

  3. わが国は、和平合意に唯一未署名である「解放のための国民軍(FNL)」に対し、遅滞なく和平プロセスに参加することを強く求めるとともに、ブルンジの全当事者に対し、平和と和解のための努力を継続することを希望する。
(参考)
  1. ブルンジでは、1993年末より内戦が発生していたが、ネルソン・マンデラ前南アフリカ共和国大統領の仲介努力等により、2000年8月に政府と関係政党間でアルーシャ和平合意が成立し、2001年11月には3年間の暫定政権が成立した。しかし、同和平合意に署名していない一部反政府武装勢力との停戦が課題として残った。

  2. この後、2003年11月に最大反政府武装勢力のFDD(民主主義防衛戦線)と暫定政権の和平合意が成立したことから、解放のための国民軍(FNL)との交渉が課題となっていた。

  3. 5月21日、国連安保理は、ブルンジに対する新たなPKOミッションである国連ブルンジ活動(ONUB)を6月1日より当初6ヶ月間設置する決議1545を全会一致で採択した。ブルンジにおいては、2003年4月よりアフリカ連合としての初の平和維持活動であるブルンジ・アフリカ・ミッション(AMIB)が展開しているが、国連PKOは当初AMIB軍により構成される。

  4. わが国は、ブルンジに対して、和平促進のための支援および国際機関を通じた難民・紛争被災民に対する人道支援等を行っている。

    (1)和平プロセス支援
    和平会合開催経費支援に5万米ドル(1998年6月)、在ブルンジOAU(アフリカ統一機構)事務所の機能強化に18万1000ドル(2002年1月)

    (2)人道支援等(03年)
    WFP(世界食糧計画)のブルンジ・ルワンダ難民に対する食糧援助に7億円、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のタンザニアにおけるブルンジ難民等支援に300万米ドル、国際赤十字のブルンジ計画に50万スイスフラン


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