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外務報道官談話

イランのアザデガン油田開発の契約署名について


平成16年2月19日


  1. わが国は、日本時間2月19日(木)未明、国際石油開発(INPEX)がイラン国営石油会社(NIOC)及びナフトイラン・インタートレード会社(NICO)とアザデガン油田開発契約に署名したことを歓迎する。

  2. 今回の契約署名が、日・イラン友好関係の一層の進展に寄与することを期待する。

  3. わが国としては、イランの核問題についての考え方を堅持し、最近イランがIAEA(国際原子力機関)の活動に対して前向きな協力姿勢を見せていることを歓迎するとともに、イランが累次のIAEA理事会決議とNPT(核兵器不拡散条約)上の義務を完全に履行することにより、かかる日・イラン友好関係の進展に影響が及ぶような事態が生じないことを強く希望する。

    (参考)アザデガン油田開発契約交渉の経緯
    (1) 2000年11月、ハタミ大統領の訪日時に、日・イラン間でアザデガン油田開発の日本企業の優先的交渉権について合意。
    (2) 以降、契約合意を目指して、日本企業とイラン国営石油会社等との間で交渉が行われてきた。
    (3) 優先交渉期限であった昨年6月末までに交渉は妥結せず、優先交渉権は消滅したが、以降も引き続き交渉は継続していた。



外務報道官談話 / 平成16年 / 目次


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