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外務報道官談話

パレスチナ情勢について


平成15年10月22日


  1. 現地時間10月20日以降、イスラエル軍が行ったガザでの一連の空爆や、ヨルダン川西岸のラマッラへの侵攻等によって、一般市民に多くの死傷者が生じ、更なる事態の悪化をもたらしたとは遺憾である。犠牲になった一般市民の方々およびそのご遺族に哀悼の意を表すると共に、これらの負傷者の方々にお見舞いを申し上げる。

  2. わが国は、イスラエルが、最大限の自制を行使して、事態の沈静化を図ることを強く期待すると同時に、パレスチナ自治政府も、最大の課題である過激派の取締りを早急に行い、着実に成果を示すよう強く期待する。

  3. わが国は、イスラエル、パレスチナ両当事者が一日も早く事態を鎮静化し、ロードマップ実施に向けた取組を再開するよう強く期待する。

    (参考)
    1. 現地時間20日、ガザ地区中心部の難民キャンプで武装ヘリによるミサイル攻撃を5回にわたって行い、パレスチナ人計14人が死亡(死亡者にはハマス幹部が含まれる)、約100人が負傷。内、一回の攻撃についてイスラエル軍は、攻撃対象はハマスの武器製造工場で、「テロに対する予防措置」であったと説明。一連の空爆においてはハマス幹部の乗った車やハマス幹部の自宅に対する攻撃も行われた。イスラエル側は、今回の攻撃は、19日に行われたパレスチナ側(ハマス軍事部門・カッサム旅団)によるカッサム弾による攻撃(死者、負傷者無)の報復としている。続いて21日、イスラエル軍はヨルダン川西岸ラマラに侵攻、イスラム教寺院を包囲、この関連で16人が負傷、1人が重体となっている。これらの攻撃に対し、ハマス、イスラム聖戦等の過激派が報復を宣言している。

    2. これに先立ち、イスラエル軍によるガザ南部での密輸ルートの摘発の中で、複数のパレスチナ人が死亡、数百の家屋が破壊された。これに対して18日、パレスチナ自治区ラマッラにおいてパトロール中のイスラエル兵3人が武装パレスチナ人(アルアクサ殉教者旅団)の銃撃を受けて死亡。同日、ガザ南部のラファ難民キャンプでのイスラエル側との銃撃戦でパレスチナ人3人が死亡していた。




外務報道官談話 / 平成15年 / 目次


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