外務報道官談話
ガザ地区での米国人に対する爆破事件について
平成15年10月16日
- 10月15日(水)午前(現地時間)、ガザ北部において発生した米国人車列に対する攻撃において、亡くなられた方々およびそのご遺族に哀悼の意を表するとともに、負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げる。
- テロはいかなる理由においても正当化できず、わが国は、罪のない人々を犠牲にする残虐なテロ行為を、断固として非難する。
- わが国は、パレスチナ自治政府が、早急な事実関係の究明と、犯人の検挙に全力を上げるとともに、過激派による暴力と断固として戦い、着実に取締を行うことを強く期待する。
(参考)
- 15日午前10時頃(現地時間)、パレスチナ自治区ガザ北部のエレツ検問所付近において道路脇の爆弾が爆発し、米国人3名が死亡、1名が負傷した。本件について、現段階では犯人の特定には至っていない(ハマス、PIJ(イスラム聖戦)は犯行を否定。「パレスチナ民衆抵抗委員会」(PRC)を名乗る男が犯行を認める電話を通信社にかけたが、PRCはその後犯行を否定している。)
今回の攻撃は米当局者の車列を狙ったもので、3名の死亡者は護衛関係者。
- 同日、パレスチナ自治政府緊急事態内閣のクレイ首相は、本件の死者に対するお悔やみを述べた上で、パレスチナ自治政府として事件の真相解明に全力をあげる旨発言した。
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