外務報道官談話
アフガニスタンにおけるISAFの任務拡大に関する安保理決議採択について
平成15年10月14日
- わが国は、ニューヨーク時間13日午後(日本時間14日)、国連安保理会合において、アフガニスタンにおけるISAF(国際治安支援部隊)の地方展開を可能にするとともに、ISAFの任務期間の12ヶ月間延長等を決定する安保理決議1510が全会一致の賛成を得て採択されたことを歓迎する。
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わが国は、ISAFがこれまでに首都カブールの治安の安定に果たしてきた役割を高く評価しており、その活動地域の拡大および任務期間の延長により、アフガニスタンにおける治安の改善および復興が更に進展することを期待する。
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わが国は、NATO加盟国(北大西洋条約機構)をはじめとするISAF派遣国と、わが国が主導して支援しているDDR(元兵士の武装解除・動員解除・社会復帰)の取りすすめ方等について、これまでも緊密な対話を行ってきており、今後とも更なる連携を図っていく方針である。
(参考)決議のポイント
- 安保理決議1386では、ISAFの活動がカブールおよび同周辺地域に限定されていたが、新決議1510では、カブールおよびその周辺以外のアフガニスタンの地域での活動が可能となった。
- ISAFの任務期間を12ヶ月間延長する。
- 中央政府の権限のアフガニスタン全土への拡大、武装勢力の包括DDR、アフガニスタン国軍および警察再建を含む治安セクター改革の重要性を強調。
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