外務報道官談話
ミャンマーにおけるスー・チー女史他の拘留について
平成15年6月2日
- わが国は、先月30日以降のミャンマーにおけるアウン・サン・スー・チー女史他国民民主連盟(NLD)関係者を巡る事態を懸念をもって注視している。
- わが国は、ミャンマー政府がアウン・サン・スー・チー女史他NLD関係者に対し節度ある対応をとり、自由な政治活動の確保を含め速やかに事態を平常化させることを期待している。
(参考)事件の概要
5月31日夕刻(現地時間)のミャンマー政府側の記者会見によれば、本事件の概要は以下のとおり。
- 30日夜、ミャンマー第二の都市マンダレー北部のモンユワ市近郊において、同地域を遊説中であったアウン・サン・スー・チー女史一行の支持者と同女史に反対する地元住民約5000人との間で衝突騒動が起きた。
- 右衝突騒動により、双方合わせて4名の死者、約50名の負傷者が出た。
- 30日深夜、警察が事態を鎮静化し、現在同地域は落ち着いている。
- スー・チー女史一行については、同地域の治安当局が保護下においている。
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