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外務報道官談話

イラク問題に関する国連査察団による安保理報告について


平成15年1月28日

  1. わが国は、ニューヨーク時間27日(日本時間28日)、ブリックスUNMOVIC(国連監視検証査察委員会)委員長およびエルバラダイIAEA(国際原子力機関)事務局長より国連安保理に対し行われた、イラクからは疑惑解消のための十分な協力が得られていない旨の報告を重大な関心をもって注目している。

  2. 同報告によれば、イラクからの手続き面での協力は得られているものの、イラクが提出した申告書は過去の疑惑に応えておらず大量破壊兵器等に関する疑問を解消するに至っていないこと、また、査察活動によりウラン濃縮技術に関する文書等が発見されていること、イラク人科学者のインタビューの実施には困難を来しているほか、イラクは査察実施の際のU2偵察機安全確保に条件を提示する等、査察に対するイラクの協力が不十分であり、イラクに対する更なる働きかけが必要であるとの認識が共有されていることが示されたと考える。

  3. わが国としては、本件問題の平和的解決のため、イラクが今後継続される査察を妨害しないだけではなく、自ら能動的に疑惑を解消し、大量破壊兵器の廃棄をはじめとする全ての関連安保理決議を履行することを強く求める。

外務報道官談話 / 平成15年 / 目次


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