外務報道官談話
イスラエル軍によるガザ地区侵攻について
平成15年1月28日
- わが国は、イスラエル軍が25日深夜から26日未明にかけて行ったガザ地区への侵攻により多数の民間人のパレスチナ人が死傷されたことに対し、哀悼とお見舞いの意を表するとともに、こうしたイスラエル軍による侵攻を非難する。
- 現在、パレスチナ勢力がエジプトにおいて停戦にむけ協議を行う等、国際的努力が行われている中で、このような攻撃を行うことは、事態の改善に資さない。
- わが国は、イスラエル政府による最大限の自制を求める。
(参考)
イスラエル軍は25日深夜、戦車、装甲車など約50台でパレスチナ自治区のガザに侵攻。この侵攻は2000年9月の衝突発生以降、ガザ地区への侵攻としては最大規模のものであり、一般市民を含むパレスチナ人12人が死亡、45人以上が負傷。イスラエル軍はイスラム原理主義組織ハマスの拠点地区であるガザに侵攻、ハマス活動家自宅や金属加工工場に加え、武装ヘリコプターで民家周辺及び橋などを攻撃。ハマス幹部は、報復を宣言。
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