外務報道官談話
キプロス情勢について
平成14年11月13日
- わが国は、11月11日(月)、アナン国連事務総長がギリシャおよびトルコ両系キプロスの指導者に対し、キプロス問題の包括的解決に向けた調停案を提示したことを歓迎する。
- わが国は、キプロス問題の平和的解決に向けた国連事務総長の仲介努力を支持するとともに、両系間の対話を通じ、キプロス問題が早期に平和的に解決されることを期待する。
(参考)キプロスは、1960年にイギリスより独立。1974年にはギリシャ系将校がクーデターを企図したのを機にトルコ軍がトルコ系住民の保護を名目に侵攻、北部37%を占領し、以来分断状態にある。1983年には、北部占領地域が「北キプロス・トルコ共和国」として一方的に独立を宣言した。(トルコのみ承認)。2002年1月より、キプロス問題の解決に向けたギリシャ及びトルコ両系の指導者による直接交渉が継続されているが、これまでのところ大きな進展は見られていない。
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