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外務報道官談話

ボスニア・ヘルツェゴビナ情勢について


平成14年3月28日 

  1. 1月27日、ボスニア・ヘルツェゴビナの主要政党が、主要3民族の平等性を確保するために、同国を構成する2つの構成体(エンティティー:ボスニア・ルツェゴビナ連邦およびスルプスカ共和国)の憲法改正を行うことに合意したことは、同国の民主化および改革の進展をもたらすものであり、わが国として歓迎する。

  2. わが国は、この合意形成に向けて粘り強い努力を継続してきたペトリッチ・ボスニア・ヘルツェゴビナ和平履行担当上級代表に深い敬意を表するとともに、ボスニア・ヘルツェゴビナの政治指導者の決断を高く評価する。また、今回の合意に従って、両エンティティーの憲法改正が遅滞なく行われることを期待するものであり、この合意に参加しなかったボスニア・ヘルツェゴビナの政治指導者に対しても、この合意に基づく憲法改正に協力するよう呼びかける。

  3. ボスニア・ヘルツェゴビナの安定と繁栄は、南東欧地域全体の安定と繁栄に不可欠であるとの認識の下、わが国は、国際社会と協力しつつ、今後とも同国の和平履行に関与するとともに、南東欧地域の安定と繁栄に協力していく。

    (参考)
     2000年7月、ボスニア・ヘルツェゴビナ憲法裁判所は、「同国を構成する両エンティティー(ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦およびスルプスカ共和国)において主要3民族(ボシュニャク(ムスリム系)、クロアチア系およびセルビア系)の平等が保障されなければならない」とする決定を行い、連邦およびスルプスカ共和国の憲法改正を命じた。現在の連邦憲法はボシュニャクおよびクロアチア系を、スルプスカ共和国憲法はセルビア系をそれぞれの構成民族とし、他の民族は少数民族として扱っている。憲法裁判所の決定は、このような状況を是正し、エンティティーにかかわりなく、主要3民族の平等性をボスニ ア・ヘルツェゴビナ全土で確保するためのもので、これにより難民・避難民の帰還、特に少数派難民・避難民の更なる帰還促進が期待される。なお、本件合意に署名したのは、中央政府およびボスニア・ヘルツェゴヴィナ連邦の連立与党である社会民主党(多民族政党)、ボスニア・ヘルツェゴビナのための党(ムスリム系)および新クロアチア人イニシアティブ。スルプスカ共和国の政党である民主進歩党(セルビア系)、セルビア人民主党、独立社会民主党(セルビア系)および社会党(セルビア系)は留保を付して署名。また、民族主義強硬派の民主行動党(ムスリム系)およびクロアチア民主同盟は署名していない。


外務報道官談話 / 平成14年 / 目次


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