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外務報道官談話

最近の中東情勢とサウジアラビア皇太子の中東和平に関する提案について


平成14年3月1日 

  1. わが国は、イスラエル・パレスチナ間の暴力の悪循環が引き続き激化しており、2月27日のパレスチナ人による自爆テロ、それに対するイスラエル軍による難民キャンプの空爆や、同28日のイスラエル・パレスチナ間での銃撃戦等によって、双方に多数の死傷者が発生し、緊張が高まっていることを深く憂慮している。

  2. このような中で、アブドッラー・サウジアラビア皇太子が和平に向けた重要な提案を示したことを、中東和平問題の解決を強く希求する意図を示すものとして歓迎する。また、この提案が中東和平プロセスに進捗をもたらす新たな重要な一歩となることを強く期待する。

    (参考1:アブドッラー皇太子の提案 )
     アブドッラー皇太子が、イスラエルがすべての占領地から撤退することを条件として、イスラエルとの完全な関係正常化を全アラブ諸国に呼びかけるとの案につき、ニューヨーク・タイムズ紙記者に述べ、17日記事に右が掲載されたもの。現時点ではこれ以上具体的な案とはなっていない模様。

    (参考2:最近のパレスチナ情勢 )
    ・27日、西岸ラマッラ近郊のイスラエル検問所で、PLO(パレスチナ解放機構)ファタハ主流派「アルアクサ・殉教者旅団」に属する女子大生による自爆テロで本人が死亡。イスラエル軍は、西岸ナブルス近郊の難民キャンプを軍用ヘリで空爆、少なくともパレスチナ人1名が負傷。また同日、エジプト国境に近い同国南部ネゲブ砂漠で武装パレスチナ人3人を銃撃戦にて射殺。
    ・28日、西岸ナブルス近郊でイスラエル軍とパレスチナ人の銃撃戦。イスラエル軍は戦車15両から30両を投入。銃撃戦によりパレスチナ人10名とイスラエル兵1名が死亡。パレスチナ側の負傷者は150人以上と見られる。

外務報道官談話 / 平成14年 / 目次


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