外務省 English リンクページ よくある質問集 検索 サイトマップ
外務省案内 渡航関連情報 各国・地域情勢 外交政策 ODA
会談・訪問 報道・広報 キッズ外務省 資料・公開情報 各種手続き
トップページ 報道・広報 談話・コメント
談話・コメント

外務報道官談話

最近のイスラエル・パレスチナ間の衝突について


平成12年9月30日

1. わが国政府は、中東和平の実現のために極めて重要な時期を迎えている中、最近、ガザ地区におけるテロ、並びにエルサレム等におけるパレスチナ人とイスラエル警察との衝突により、死傷者が発生し、双方の関係に緊張が発生していることに深く憂慮している。
2. わが国政府は、イスラエル、パレスチナ双方に対して、事態の回復のために、最大限の自制を求める。
3. わが国政府は、両当事者に対し、交渉を通じた和平こそが唯一現実的な選択肢であることを強調し、公正かつ永続的な和平の実現のための貴重な機会を逸しないよう、粘り強く最終的地位交渉に取り組むことを、改めて強く希望する。わが国政府は、当事者のかかる取り組みを力強く支援していく。
  (参考)
 1. 27日(水)ガザ地区南部において、イスラエル入植地に向かう輸送トラックの付近で爆弾が爆発、警護を行っていたイスラエル兵1名が死亡した。
 2. 28日(木)シャロン・リクード党首がエルサレムの「神殿の丘」を訪問、右訪問の後、投石を行ったパレスチナ人とイスラエル警察の衝突が始まり、30名以上(大部分がイスラエル警察)が負傷。また、ヘブロン、ベツレヘム等でも衝突が発生した。
 3. 29日(金)、イスラム教徒の正午のお祈りの後、エルサレムの「神殿の丘」において、投石を始めたパレスチナ人とゴム弾で武装したイスラエル警察が衝突、少なくともパレスチナ人4名が死亡し、双方で約200名程度の負傷者が発生した模様。

外務報道官談話 / 平成12年 / 目次