1. |
バングラデシュがCTBT批准書を国連事務局に寄託する旨決定したことは、世界の核軍縮・核不拡散に前向きのシグナルを送るものとして大変勇気づけられるものであり、わが国としてこれを大いに歓迎する。
|
2. |
わが国はこれまで、CTBTの早期発効に向け、発効要件国のうちの未批准国にハイレベルのミッションを派遣して早期批准を働きかけてきており、バングラデシュにも本年1月に松永外務省顧問、2月に田中外務省参与を派遣して早期批准を働きかけたばかりであった。
|
3. |
わが国は、引き続き、他のCTBT未批准国に対し、早期批准を働きかけていきたい。
|
|
(参考)
- 昨日、バングラデシュが近くCTBT批准書を国連事務局に寄託する旨発表した。バングラデシュが正式に批准を了すれば、54番目の批准国となり、44の発効要件国のうち、2月16日に批准したトルコを含め、28ヵ国が批准したことになる。
- CTBTの現状
・96年9月署名開放なるも未発効。
・署名国155、批准国53。(2月24日現在)
・発効要件国44ヵ国のうち、批准国は27。
- わが国のCTBT早期批准働きかけ
●米国(山本政務次官) |
昨年10月15~17日 |
●インド・パキスタン(山本政務次官) |
10月24~27日 |
●インドネシア・べトナム(服部軍科審) |
12月7~10日 |
●ウクライナ(天野審議官) |
12月14日 |
●インドネシア(松永顧問) |
12月27日 |
●インド・パキスタン・バングラデシュ(松永顧問) |
本年1月23日~2月1日 |
●ロシア(服部軍科審) |
1月25日 |
●エジプト・アルジェリア(高村前外務大臣) |
2月8~14日 |
●中国(山本政務次官) |
2月11~13日 |
●バングラデシュ(田中参与) |
2月12日 |
|