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談話・コメント

外務報道官談話

カタール・バーレーン間の関係正常化について


平成12年1月7日

1. 政府は、カタールおよびバーレーンの両国政府による、大使の交換および両国間の国境問題の平和的解決に向けた合意等に関する最近の決定を歓迎し、この決定に至るまでの両国政府の努力に敬意を表する。
2. 今回の両国政府の決定は、湾岸地域の更なる安定に資するものであり、ハマド・カタール首長およびハマド・バーレーン首長の両国指導者による両国関係強化に向けたイニシアティブを高く評価する。今回の合意が、両国間国境問題の平和的解決に資することを希望する。
  (参考)
 バーレーン・カタール両国関係は、91年にカタールが係争中の国境問題を国際司法裁判所(ICJ)に提訴したことから悪化。また、両国は、カタールにおけるクーデター未遂事件およびバーレーンでの騒擾事件に対してお互いの関与を非難する報道キャンペーンを繰り返してきた。
 こうした中、昨年3月のイーサ前バーレーン首長の逝去後、首長に就任したハマド・バーレーン首長は、昨年5月、カタールを訪問し、両国関係の改善の兆しが見られていた。
 昨年12月28日、ハマド・カタール首長がバーレーンを訪問し、ハマド・バーレーン首長との間で首脳会談を行った結果、両国皇太子を長とする合同委員会を設置し、大使の交換、両国間で係争中のハワール諸島等の帰属を巡る国境問題の平和的解決、身分証明書による両国民の出入国等につき検討していくことが合意され、両国関係の正常化が大きく進展した。

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