外務報道官談話
カシミールにおけるインド・パキスタン両軍の戦闘について
平成11年5月27日
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5月に入り、インド・パキスタン間の係争地域であるジャンムー・カシミールの管理ライン(通称LOC：Line of Control）付近において、両国部隊による戦闘が生じていたが、26日には、この管理ライン付近における戦闘が拡大し、緊張が高まっていることに対し、わが国として懸念している。
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カシミール問題については、わが国は従来より印「パ」両国に対して、両国が自制を働かせ、話し合いに基づいた平和的解決を求めてきている。昨年5月核実験を行った印「パ」両国が、今回カシミールにおいてかかる戦闘を行っていることは、本年2月のラホールでの首脳会談による両国間の緊張緩和への勢いを損なうのみならず、南アジア地域にも深刻な不安を及ぼすものと憂慮しており、わが国は、印「パ」両国に対して自制と速やかな戦闘停止を要望する。
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