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わが国は、10月15日(木)、イスラマバードにおいて、インドとパキスタンの外務次官級協議が再開されたことを歓迎する。 |
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今回の外務次官級協議は、インドとパキスタンによる5月の核実験実施後初めて開催されるものであり、両国間の緊張緩和、相互理解、関係改善に向けて、対話のプロセスを確実なものとし、更なる進展が見られることを期待する。
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(参考)
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5月の両国による核実験実施後、インドとパキスタンの間では緊張が高まっていたが、7月29日の南アジア地域協力連合(SAARC)首脳会議の折に、また、9月23日の国連総会の際にも首脳会談を行い、対話再開の方法論につき協議を続けてきた。
9月の首脳会談、引き続く外務次官の会談の結果、両国は外務次官級協議を10月15日から18日、イスラマバードで開催することおよび対話再開のメカニズムにつき合意した。
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両国は、合意されたメカニズムを通じ、97年6月に合意された8分野すべてについて、実質的かつ平和的に取り組むことで合意した。
15日からの外務次官級協議では、「平和と安全」および「ジャンムー・カシミール」について話し合われる予定。その他については、11月前半にデリーで個別会合を開催予定。
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5月の核実験後、わが国は、インド・パキスタン両国に対し、CTBT署名をはじめ国際的核不拡散体制への参加を働きかけるとともに、地域の平和と安定のために印パ両国に対話を呼びかけてきている。
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