外務報道官談話
カンボジア情勢(最近のカンボジア情勢とわが国の基本的立場)
平成10年9月11日
1. |
わが国は、7月の総選挙において表明されたカンボジア国民の意思を全ての政治指導者が尊重するよう求める。
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2. |
わが国は、ここ数週間のプノンペン市内での事態に憂慮している。わが国は、あらゆる暴力、とりわけ人種差別的暴力に強く反対するものであり、カンボジア政府及び全てのカンボジア人に自制を求める。
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3. |
わが国は、憲法でも「最高の調停者」として重要な役割を与えられているシハヌーク国王の下で、全てのカンボジアの政治指導者が、国家の安寧と発展のために協力することを強く期待する。
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4. |
わが国は、このような立場から、引き続きカンボジアの関係当事者に対し働きかけを行っていく。関係諸国も、同様の立場から働きかけを行うよう期待している。この関連では、タイのスクンバン副外相が13日にシェムリアップでシアヌーク国王に接見する予定と承知しており、タイ側のこのような外交努力を評価している。
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