外務報道官談話
最近のミャンマー情勢について
平成10年7月17日
1. |
ミャンマーでは、6月23日、国民民主連盟(NLD)が、90年総選挙の結果に基づく国会召集を期限付きで求める内容の書簡をミャンマー政府に対し発出して以来、スー・チー女史自宅前にて治安警察とNLD党員との間でもめごとが発生した他、スー・チー女史の地方への移動が制限される等、政府とNLDとの間で緊張が高まっており、わが国はこうした情勢を懸念している。
|
2. |
わが国は、ミャンマー政府とスー・チー女史を含むNLDの対話が重要と認識しており、また、寛容と自制をもって状況の改善に向け双方が努力することを強く希望する。
|
3. |
なお、わが国は、ミャンマーの民主化と人権の状況に従来より強い関心を有しており、あらゆる機会をとらえミャンマー政府に対し、政治活動の自由の保障、適正な法手続きの確保、大学の再開等民主化や人権状況の改善を促してきているところである。
|
|