外務報道官談話
アルバニア情勢について
平成9年3月3日
| 1. | わが国は、いわゆる「ねずみ講問題」表面化後のアルバニア情勢の推移を注視してきたところであるが、3月1日(現地時間)以降、同国南部を中心に発生した騒乱により、数十名の死傷者が発生し、非常事態宣言が布告されるにまで到ったことに、懸念を表明するものである。 |
| 2. | アルバニアの安定は、バルカン地域全体の安定に大きな影響を及ぼし得るものであり、わが国は現下の事態がこれ以上の流血、混乱を見ることなく、速やかに解決されるよう強く希望する。 |
| 3. | 今回の騒乱のきっかけであるねずみ講問題は、アルバニアにおける金融分野の未整備に起因すると見られているところ、わが国としては同国が金融分野を含め、民主化、市場経済化に向けた改革を一層推進することを期待するものであり、わが国も引き続きかかる改革努力を支援していく考えである。 |
[参考]
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| (1) | 1日未明、南部の都市ブローラにて60~70名の暴徒が国家情報局の支局を襲撃、武器庫から多数の武器を強奪。双方で死者6名、重傷者26人以上。同様の騒乱がサランダおよびフィエルでも発生している模様 |
| (2) | 同日午後、メクシ首相が辞意表明。 |
| (3) | 2日、議会は緊急会議を開催し、非常事態宣言を布告。 |
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| 2. | アルバニア人は、アルバニア本国の他にも新ユーゴのコソヴォ地域(約170万人)、ギリシャ(約30万人)、マケドニア(約40万人)等に多数居住しており、いずれか一国における問題が他国に波及する可能性が存する。 |
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| (1) | 有償資金協力
95年10月 「水力発電所改善計画」(約17億円)
96年12月、「送配電網整備計画」(約31億円) |
| (2) | 無償資金協力
96年12月 「食糧増産援助」(3億円) |
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