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談話・コメント

外務報道官談話

核兵器使用の違法性に関するICJの勧告的意見に関する外務報道官コメント


平成8年7月8日 

1.国際社会における主要な司法機関であるICJの判断を厳粛に受け止めており、その内容についてコメントすることは差し控えたい。
2.ICJの勧告的意見は、法的拘束力を有しないが、この意見が核兵器の国際法上の評価に対して今後いかなる影響を及ぼしていくか注目して参りたい。
3.政府としては、ロ頭陳述において述べたとおり、人類に多大な惨禍をもたらしうる核兵器が将来二度と使用されるようなことがあってはならず、核兵器のない世界を目指した現実的かつ着実な核軍縮努力を積み重ねていくことが重要であると考える。
4.いずれにせよ、政府としては、核兵器の使用は、その絶大な破壊力、殺傷力の故に、国際法の思想的基盤にある人道主義の精神に合致しないと考えている。

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