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談話・コメント

外務報道官談話

ボスニア東部情勢について


平成7年7月13日 

1.わが国は現下のボスニア東部情勢の急激な悪化および大量の難民の発生を深く憂慮する。
2.安保理決議によって「安全地帯」に指定されていたスレブレニッツァに対するボスニア内セルビア人勢力の攻撃およびその武力による制圧は、国連および国際社会に対する挑戦であり、わが国は、これを強く非難する。安保理は、12日、ボスニア内セルビア人勢力に対して攻撃の停止とスレブレニッツァからの即時撤退を求めるとともに、紛争当事者に対してスレブレニッツァの「安全地帯」としての地位の尊重等を求める決議1004を全会一致で採択したところ、わが国としても、セルビア人勢力をはじめボスニアにおける全ての紛争当事者が同決議を誠実に履行することを求める。
3.わが国は、旧ユーゴ紛争においては武力によらない解決のみが永続的な真の解決たりうるとの立場を繰り返し紛争当事者に訴えてきた。わが国は、現下のボスニア東部情勢が更なる武力行使を招き、紛争が拡大することを強く懸念するものであり、この機会に再度、紛争の全ての当事者に対し、武力による解決を放棄し、和平のための話し合いを開始するよう強く求める。わが国は、明石特別代表以下の国連関係者、旧ユーゴ和平会議共同議長、コンタクト・グループ等による和平努力を引き続き支持するものであり、全ての紛争当事者に対しこれらの和平努力に最大限の協力を行うことを求める。

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