(1) | ケン・サロウィワ等への死刑判決
特別軍事法廷は10月31日、オゴニ州民生存運動(the Movement for the Survival of the Ogoni People/MOSOP)のリーダーであるサロウィン等9名に対し、死刑判決を下した。昨年5月に生じたオゴニ地域(石油産出地域)の有力者4名の殺人事件に関与したというのがその理由。右4名が属していた有力者会議はシェル、シェブロン、石油・資源開発委員会から賄賂を受け取り、オゴニ地区内の土地を同社等に売り渡したと言われていた。被告側は本殺人事件はMOSOPの運動を鎮静化させるための陰謀であり冤罪であるとしていた。 |
(2) | この死刑判決に対し、英、米、独、カナダ、スイス、コモンウエルスが右を避難する声明を発出。 |
(3) | ケン・サロウィワ等への死刑判決が確定(11月8日)
8日、ナイジェリア軍事政権である暫定統治評議会は、サロウィワらに特別軍事法廷が言い渡した死刑判決を認める決定を行い、同人らの絞首刑が確定。 |
(4) | ケン・サロウィワ等へ死刑判決(11月10日) |
(5) | この死刑執行に対する各国の抗議。 |
(イ) | 英、米、仏、オーストラリア、オランダ、スイス、南ア各国政府は「ナ」駐在大使の召喚を決定。 |
(ロ) | 各国の声明 |