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-平和と繁栄の北東アジア時代に向けた日韓協力基盤の構築- 盧武鉉大韓民国大統領夫妻は、日本国国賓として、2003年6月6日から9日まで日本を公式訪問した。盧武鉉大統領は、滞在中、小泉純一郎日本国内閣総理大臣との間で首脳会談を行った。 両首脳は、1998年10月に発表された「日韓共同宣言-21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ」の精神に従い、日韓両国が、過去の歴史を見据え、これを踏まえつつ、21世紀における未来志向の両国関係発展のため共に前進していかなければならないとの認識を共にした。 両首脳は、日韓両国が2002年サッカー・ワールドカップ共同開催の成功と「日韓国民交流年」を通じて醸成された日韓友好親善の気運を維持しながら、信頼と友情を絶え間なく深化させ、両国関係を一層高いレベルへと発展させていくとの決意を共にした。 1.小泉総理は、朝鮮半島の恒久的な平和定着及び北東アジア地域の共同繁栄を成し遂げるための韓国政府の「平和繁栄政策」に対する支持を表明し、盧武鉉大統領は、日朝平壌宣言に基づき核、ミサイル問題及び拉致問題等の日本側の関心事項を解決し北東アジア地域の平和と安定に資する形で日朝国交正常化を実現するという日本政府の基本方針を支持した。 2.両首脳は、北朝鮮の核問題は、朝鮮半島のみならず、北東アジア地域の平和と安定及び国際的な核不拡散体制にとって深刻な脅威であるという点で認識を共有した。
3.両首脳は、日韓両国が共有する自由・民主主義と市場経済の理念に基づき、平和と繁栄の北東アジア時代を切り開き、明るく豊かな未来を共に築いていくため、諸問題にわたり緊密に協力していくこととした。
4.両首脳は、未来に向けた日韓両国間の協力を強化していくための基盤は、次世代を担う若者を中心とした各界各層間の深い相互理解と温かい友情、そして活発な人および文化の交流であることを認識し、それらを拡大・深化させていくために、これまでの協力関係を維持・発展させていくこととし、特に以下の点につき、共に努力してくとこととした。
5.両首脳は、今後、外相会談等を通じて定期的に本共同声明の推進状況を点検していくこととした。 |
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