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主な要人の来日日程


モレノ・パラグァイ外務大臣の訪日
(概要と評価)

平成14年4月1日

 3月24日(日)~30日(土)、モレノ・パラグァイ外務大臣が、外務省賓客として日本を訪問した。その概要と意義・評価は次のとおり。  

1.概 要

(1)外相会談(25日
  • モレノ外相は、99年3月に発足したゴンサレス政権下で訪日する初の閣僚であり、パラグァイ外務大臣としては8年振りの訪日となった。また、川口大臣にとっては就任後初めての外務省賓客であった。
  • 会談では冒頭、両外相間において、二国間の伝統的友好協力関係が確認された。また川口大臣はパラグァイ国内の民主化定着に向けた努力への期待を表明した。モレノ外相よりは、これまでの日本の協力や日本人移住者の貢献に関し、謝意が表明された。
  • また、川口大臣より、日本の協力により実施され、パラグァイのマクロ経済戦略の指針として採用された「経済開発調査(EDEP)」のフォローアップとして、経済社会開発分野におけるパラグァイ青年招聘計画の実施を表明した。また、外交官日本語研修にパラグァイ外交官の招聘を表明する等、人物交流強化に向けての期待が表明された。
  • その他、テロや国連改革、メキシコでの開発資金国際会議、メルコスール、東アジア・ラテンアメリカ・フォーラム(FEALAC)、WTO等について幅広い意見交換が行われた。

(2)IDBセミナーでの講演(26日

  • モレノ外相は、米州開発銀行(IDB)主催のセミナーにおいて、パラグァイにおけるビジネス・チャンスと投資機会に関する講演を行った。

(3)各界との幅広いコンタクト(25-27日

  • モレノ外相は、吉田衆議院外務委員会委員長を訪問し、日・パラグァイ友好議員連盟(会長:相沢英之衆議院議員)との昼食会を行った他、川上JICA総裁、篠沢JBIC総裁、畠山JETRO理事長と会談するなど、日本の各界と接触し、両国関係について幅広い意見交換を行った。また、京都及び広島を訪問し、日本の文化・風土に対する理解を深めた。

2.訪日の意義と評価

(1) 伝統的な友好関係及び今後の協力の確認

 両国関係は、パラグァイにおける約7,000人の日系人の活躍、及び日本の経済技術協力を背景に極めて良好に推移してきた。モレノ外相の訪日を機会に、両国外相間でこれまでの伝統的友好協力関係を確認し、経済協力のフォローアップや人物交流の強化等を通じ、一層幅広い面における両国関係強化に向けたモメンタムが形成された。

(2) ハイレベルでの今後の指針作り

 パラグァイよりの外務大臣の訪日としては、94年にワスモシ大統領に同行したラミレス外相以来、8年振り。二国間協力や人物交流等、両国が関心を有する様々なテーマにつきハイレベルでの対話を通じ、今後の両国関係強化の指針づくりが行われた。モレノ外相は、ゴンサレス大統領の右腕と言われる程、大統領の信頼が厚く、各国との経済関係強化を外交方針の基本に据え、パラグァイへの投資誘致・貿易促進のために積極的な努力を行っている。今次訪日は将来的な二国間関係の拡大、深化の観点から、時宜を得たものであった。

(3) 国際場裡における協力の強化

 外相会談において、両国はテロ対策への取り組み、安保理改革等、国際場裡におけるグローバルな協力・協調関係の強化を行っていくことで一致した。また、WTO、FTAA、メルコスール、東アジア・ラテンアメリカ・フォーラム、アジアおよび中南米の地域情勢等について、活発な意見交換が行われた。



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