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中東情勢
日本よりは、川口大臣の現地訪問においては、日本の政治プロセスへの参画への、両者からの支持を得るとともに、人道支援の継続と、人材育成を柱としたパレスチナの「国づくり」に向けたPA改革支援への意図を表明。さらにパレスチナ独立国家樹立にむけ、和平プロセス進捗に応じた支援のロードマップを提示した旨説明し、今後とも積極的に役割を果たしていく旨説明した。
これに対し先方より、日本の中東地域における支援に対する感謝の意が表されるとともに、ジョルダンはイスラエル及びパレスチナ双方と良好な関係にあるとの独特の立場を有して和平実現にむけて常識的かつ安定した役割を果たしている、また、和平実現のため国際社会全員、とりわけ米国の全面的関与を期待するとともに、日本が政治的役割を果たすことを支持する旨発言がなされた。
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二国間関係
小泉総理より、中東地域におけるジョルダンの重要な役割並びにアブドッラー国王のアラブ諸国における卓越した指導力に鑑み、必要な支援を行う旨発言があり、川口大臣より、新たに20億円のノン・プロジェクト無償資金協力の供与等、中東和平に資する協力を行っていく予定である旨の発言がなされた。
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天皇皇后両陛下との御会見
天皇皇后両陛下との御会見には、皇室より清子内親王殿下が御同席され、ジョルダン王室よりは、アブドッラー国王の他、ハムザ皇太子、アリー王子及びハーシム王子が御出席され、御所にて行われた。
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