(A) |
日・ルーマニア関係全般
2002年両国が交流百年という節目を迎える中、EU加盟を目指しつつ、同時に日本との関係強化に努めるルーマニアと日欧関係全般の強化を推進しようとする日本との間に「新たなパートナーシップ」を構築していくことにつき共通の認識が得られた。このような認識の下、将来のありうべき日・ルーマニア関係の基本的方向性を確認する共同声明(別添)の署名が行われた。
会談で、小泉総理よりは、ルーマニアの民主化・市場経済化への取組、EU加盟に向けた努力を日欧協力全体につながるものとして歓迎した。これに対し、イリエスク大統領は、日本の支援への感謝の意を表明する共に、日本との関係を、経済面を含め、多面的に発展させたい旨を表明した。
|
(B) |
テロとの闘い及びアフガニスタン問題
小泉総理より、テロ撲滅及びアフガニスタン復興支援のための国際協力の重要性を強調すると共に、アフガニスタン復興支援国際会議へのルーマニア外相の参加に謝意を表明した。これに対し、イリエスク大統領より、アフガニスタンの治安維持のための人員を派遣しており、これを増員する予定である旨を説明した。 |
(C) |
国連改革
イリエスク大統領より、日本の国連安保理常任理事国入りを強く支持する旨を述べた。(共同声明でも同旨に言及。) |