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バジェ・ウルグァイ大統領の訪日
(概要と評価)平成13年4月20日
4月15日~19日、バジェ・ウルグァイ大統領が、公式実務訪問賓客として我が国を訪問した。その概要・評価は次のとおり。1.概 要
(1)首脳会談・総理主催夕食会(17日)
- 森総理及びバジェ大統領との間で、外交関係樹立80周年を契機とした両国間の交流の一層の促進と、安保理改革、WTO新ラウンド、地球温暖化問題等国際場裡における両国の協力の必要性が確認。
- 森総理より、ウルグァイにおける教育分野を中心としたIT普及を支えるための「ITセンター設置計画」に対し協力を表明、調査団の派遣を約束。ウルグァイにおけるNGO活動支援のため、JICAを通じた協力の可能性を表明。人物交流促進のため、内閣府による国際青年育成交流事業の実施等青年招聘計画の実施を表明。更に、将来の日本研究の拠点として、ウルグァイ共和国大学における日本語講座の設置について説明。
- バジェ大統領より、ウルグァイ産牛肉の早期輸入再開の申し入れがあり、これに対し森総理より右については、科学的・技術的立場から検討している旨を伝え、問題がなければ出来る限り早期の我が方専門家の派遣を表明。
(2)日本の企業関係者との懇談、経済セミナーの開催(16日)
- 経済5団体主催歓迎昼食会の場での日本・ウルグァイ企業関係者間の歓談。ウルグァイの経済の現状と展望に関する経済投資セミナーの実施。
(3)充実した日程
- ウルグァイ・タンゴ・オーケストラの日本公演観覧、NHK訪問、JICA総裁との意見交換等。また、今回広島を訪問し、広島県及び広島市の平和に向けた取り組みに対する理解を深めた。
2.訪日の意義と評価
(1)日本・ウルグァイ外交樹立80周年を契機とした交流の活性化
首脳レベルにて、モンテヴィデオ市における日本庭園建設をはじめ、各種経済・文化行事の実施による両国国民の理解と関心の促進、日本、ウルグァイ双方の招聘計画による青年交流の実現等の方策について活発な意見交換がなされた。
(2)ウルグァイへのIT分野における我が国協力の具体化
ウルグァイ側の最優先政策事項の一つである教育分野におけるIT普及に関し、これを促進するためのセンター設置計画について、計画具体化のための調査団派遣を表明、具体的協力への道筋をつけた。
(3)安保理改革、WTO新ラウンド、地球温暖化問題等、国際場裡における両国の協力・協調関係の確認。
安保理改革についての密な協議の継続、本年11月のWTO新ラウンド立ち上げへの支持表明、米国、中国の京都議定書への取組みの促進等において、両国が協調することで一致した。
(4)我が国経済界との交流、経済セミナーの開催による、ウルグァイ経済に対する理解と関心の深まり。
セミナーには日本企業関係者等120名が出席。セミナーを通じ、自由・開放経済体制を誇り、かつ堅実な経済運営を行っているウルグァイ経済に対する理解を深めると共に、植林、港湾整備等の面での我が国よりの投資の可能性について日本側の関心を高めることが出来た。
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