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ディペンドラ・ネパール国皇太子の訪日
(概要と成果)平成13年5月2日
1.概要(1)ディペンドラ・ネパール国皇太子は、日本政府の招待により、4月25日から5月2日まで訪日した。同皇太子は、滞在中、天皇皇后両陛下による午餐に招かれたほか、皇太子殿下による江戸東京博物館ご案内及び晩餐に招かれた。また、秋篠宮同妃両殿下と懇談を行った。
(2)また、「ディ」皇太子は、到着後、衛藤副大臣との懇談を行った。さらに、国会議事堂を視察し、綿貫衆議院議長及び渡部同副議長と懇談を行った。
(3)その他、東京都防災センター、東芝科学館、慶応大学空手部、京都御所・仙洞御所、兵庫県災害対策センターを訪問した他、友好諸団体主催歓迎食事会・レセプション(日ネ議連、日ネ協会、日本山岳会等)に参加した。
2.主な成果
(1)我が国皇室とネパール王室は伝統的に密接な関係にある。「ディ」皇太子の訪日は今回で3回目となり、また父君のビレンドラ・ネパール国王は67年(当時は皇太子)に日本に留学されていたことがあり、以降3回の訪日歴がある。
今回の「ディ」皇太子の訪日においては、このような密接な両国皇室・王室関係を反映し、天皇皇后両陛下による午餐及び皇太子殿下による4時間に及ぶ御案内・晩餐がいずれも非常に家庭的な雰囲気の中で行われた。今回の訪日は、両国皇室・王室関係を更に親密なものとするものであり、両国間の友好関係全般を更に促進するものとなった。(2)標高8,000m以上の山を8つ有するネパールは我が国登山家の間でも非常に人気があるが、今回の皇太子訪日中には、日本山岳会によるレセプションが2度にわたり開かれ(東京1回、京都1回)、大変な歓迎を受けた。また、「ディ」皇太子は空手を習っていた経験があり、その関連で空手関係の二団体を訪問した。
さらに、皇太子の訪日中に、ネパール側より、日ネ両国親善の象徴としてサイ2頭(つがい)が日本に送られることが伝えられるなど、国民レベルでの友好と親善を一層深めるものとなった。(3)ネパールは1990年以降新憲法のもとで、民主化、市場経済化を進めており、我が国は、このようなネパールの取組を積極的に支援している。今回の皇太子訪日にあたっても、ネパール側の関心に応えるよう、衆議院議長及び副議長との懇談及び我が国議会制度の説明、国会視察等をアレンジしたが、「ディ」皇太子は強い関心を持ってこれらの日程をこなされた。
その他、「ディ」皇太子は、災害管理のあり方やIT分野での取組について関心を有しており、これら関連施設の訪問等を行われたことは、ネパールと我が国との具体的な協力関係を強化に向けて有意義であった。(首席随員のチョーダリー科学技術大臣は、帰国後の所感として、今次訪日は期待以上の成果があり、これを契機とする両国関係の更なる強化の必要性につき、コイララ首相に報告したい旨述べている。)
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