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主な要人の来日日程
フォックス・メキシコ大統領の訪日
(概要と評価)

平成13年6月6日

 6月5日~6日、フォックス・メキシコ大統領が、公式実務賓客として我が国を訪問したところ、概要・評価は次の通り。

1.概 要

(1)首脳会談・小泉総理主催夕食会

 両首脳は、幅広い分野で協力関係を強化していくことを確認。

(A) 経済関係強化のための方策について、自由貿易協定の可能性も含め、包括的に議論するための産官学からなる両国間研究会の設置に合意。
(B) 小泉総理より、メキシコに進出している日本企業が他国の企業よりも不利な立場におかれぬようメキシコ政府の善処を求め、フォックス大統領より努力するとの返答あり。
(C) 貿易・投資、エネルギー等、幅広い分野での協力につき意見交換。
(D) 国連、WTO、OECD、APECなど国際場裡における協力の推進を確認。

(2)その他政財界関係者等要人との懇談

 天皇皇后両陛下御会見・宮中午餐の他、橋本元総理、メキシコと関わりのある我が国主要企業幹部など、我が国政財界関係者とも精力的に会談し、魅力的な投資先としてのメキシコを積極的にアピールした。

2.訪日の意義と評価

(1)フォックス新政権と幅広い分野での協力関係強化のための意思の確認

 フォックス新政権は対米依存脱却のため、アジア・太平洋地域とりわけ日本との経済関係強化を志向し、我が国はメキシコを対米州経済戦略上の重要な拠点とみなしてきた。フォックス大統領が就任して半年余りのこの時期に、両首脳間で、この認識が共有され、経済関係強化のために幅広い分野で協力していくことにつき確認されたことは、今後の日・メキシコ関係の更なる発展の重要な基礎となる。

(2)経済関係強化の方策を検討するための両国間の研究会の設置

 両国間で産官学からなる研究会を設置し、経済関係強化の障害となっている問題を明らかにし、自由貿易協定の可能性も含め、緊密化のための方策を検討することとなった。

(3)国際場裡における協力強化の確認

 フォックス政権は、これまでのメキシコ政府の立場を変更し、国連等の国際場裡において積極的な役割を果たしていくことを表明している。今次首脳会談においては、このよう新政権との間で国連改革、WTO新ラウンド立ち上げ、来年メキシコが議長を務めるAPEC会議の成功に向けて両国が協力していくことが確認できた。





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