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日本国海上保安庁とロシア連邦国境警備庁との間の
協力の発展の基盤に関する覚書

1．経緯等

　日露海上警備当局間では従来より協力関係が築かれてきたが、この度、今後の協力発展について覚書を作成することにしたもの。

2．文書の主要点

（1）日露双方は、薬物及び銃器の不法取引の取締り、密航の防止、不審船の識別と拘束に際しての支援、海洋環境の汚染取締り及び汚染防止、海上における人命の救助の分野で協力を発展させるため努力する。

（2）上記の協力は、連絡窓口を通ずる情報交換、指導部レベルでの会合及び協議、地方組織間の会合及び協議専門家の相互派遣、船艇の相互訪問及び合同訓練という形態で行う。

3．署名者：

荒井海上保安庁長官 トツキー国境警備庁長官

4. 署名日：9月4日