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トップページ > 会談・訪問 > 主な要人の来日日程 |
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要人来日日程(平成12年)
ナカムラ・パラオ大統領は、11月11日(土)から15日(水)まで(公式日程は14日(火)まで)、公式実務訪問賓客として我が国を訪れ、天皇陛下御会見、森総理との首脳会談等を行った。1.宮中行事
(1)両陛下御会見
11月13日(月)午前、天皇・皇后両陛下はナカムラ大統領及び令夫人と御会見され、和やかな雰囲気の中で歓談が行われた。
なお、特別の配慮により、別途公式随員も両陛下との歓談の機会を得た。(2)午餐
御会見に引き続き、両陛下はナカムラ大統領夫妻及び公式随員との午餐を執り行われた。
2.首脳会談等
(1)首脳会談
11月13日(月)夕刻、ナカムラ大統領は森総理と45分間にわたり首脳会談を行い、11月7日に実施されたパラオ大統領選挙、日・パラオ二国間関係、フィジー・ソロモン情勢、経済協力等、幅広い分野にわたり意見交換を実施した。
右会談の中で、ナカムラ大統領より、(イ)新大統領就任式(来年1月第3週))へ我が国から総理特使を派遣して欲しい、(ロ)来年1月に新大統領を伴って訪日し総理に紹介したい、(ハ)現在建設中のKB(コロール・バベルダオブ)橋に日・パラオ友好関係を象徴する名称を付けることを検討したい、(ニ)大統領退任後はPIFや国連の会議で活動したい等の発言があった。
これに対し総理よりは、訪日を歓迎し、日・パラオ関係特化のため、新大統領との間でも二国間関係を一層発展させていく考えである旨発言した。(2)森総理夫妻主催晩餐会
首脳会談に引き続き、総理夫妻主催晩餐会が開催された。日・パラオ友好議員連盟の三塚博会長、衛藤征士郎幹事長、小坂憲次事務局長、根本日本郵船会長、松形宮崎県知事、奥島早稲田大学総長、森田琉球大学学長、歌手の加山雄三氏らパラオと関係の深い著名人が出席し、終始和やかな雰囲気の中で行われた。
3.浅野政務次官主催レセプション・夕食会
14日(火)、浅野政務次官主催でレセプションが開催された。レセプションには日・パラオ議連をはじめとする国会議員、国際協力事業団等政府機関、民間企業、学術団体等政・財・学界より100名近い参加者が参加した。
レセプションに引き続き浅野政務次官主催で夕食会が開催された。浅野政務次官とナカムラ大統領は、10月末のキリバスでの太平洋諸島フォーラム(PIF)域外国対話の際にも会談を行っており、打ち解けた雰囲気の中で日・パラオ二国間関係、経済協力等につき意見交換を行った。4.早稲田大学幹部との意見交換及び記念講演会
ナカムラ大統領は11月14日(火)、奥島総長他早稲田大学幹部と昼食をはさんで意見交換した。
また同日午後、大隈講堂に於て、「21世紀における太平洋の未来と日本」というテーマで記念講演会を行った。学生、社会人、教授等500人近い聴衆が参加し、ナカムラ大統領と直接質疑応答するなど、活発な交流が行われた。ナカムラ大統領よりは、(イ)これまでの我が国からの支援に対する謝意、(ロ)我が国の国連安保理常任理事国入りに対する支持、(ハ)我が国総理及び外務大臣のパラオ訪問の要請につき言及があった。
この他、ナカムラ大統領はアジア太平洋研究センターを視察した。(注:同大学は我が国で唯一、大学院レベルでアジア太平洋研究科を設置している。)5.地方視察
12日(日)、埼玉県長瀞を視察。土屋埼玉県知事が昼食会を主催し、同知事のパラオ訪問時の記録フィルムが上映される等、大統領一行は極めて友好的かつ手厚い歓迎を受けた(注:土屋知事は27年前に、遺骨収集団長としてパラオを訪問した経験がある。)。
6.評価
本年10月までの1年間、南太平洋フォーラム(SPF)議長を務めたナカムラ大統領は、4月の太平洋・島サミットの成功に貢献しており、同大統領を我が国に招待し、我が国と太平洋島嶼国地域との協力関係の一層の強化について話し合うことは我が国の太平洋フロンティア外交を推進して行く上で大きな意義があった。今回の訪日で太平洋・島サミットで確立された我が国と太平洋島嶼国との首脳レベルでの信頼関係の継続が確認されたことは極めて有意義であった。
また、新大統領(8年間の副大統領の経験あり)の下でも、パラオ外交上、大きな役割を果てすことが見込まれるナカムラ大統領を招いて森総理との首脳会談を行ったことは、日・パラオ二国間関係の一層の緊密化の観点からも有意義であり、新大統領の下で友好関係を維持していく上での橋渡しとして大きな意味があったと評価できる。
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