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アフガニスタンの道路建設に関する
小泉総理大臣、ブッシュ米大統領及び サウード・サウディアラビア外相による共同プレス声明 (仮訳) 2001年9月11日の惨事以来、日本、米国、サウディ・アラビア各政府は世界からテロリズムの災厄を無くしていくため、そして「不朽の自由」作戦の成功以降はハミッド・カルザイ大統領率いるアフガニスタン移行政権を支援するために力を合わせてきた。日本については、この努力にかける我々の共同作業は、2001年6月キャンプ・デービッドにて再確認された、我々の共通の価値観、相互の信頼と友情に基づく「日米の安全と繁栄のためのパートナーシップ」において表明された。両国国民及び政府の間に長く存在している緊密な二国間関係から生まれたものである。同様に米国とサウディ・アラビアは、相互信頼・尊敬そして公正、平和で繁栄した世界という共通のビジョンに基づき、過去60年以上に渡り、強力な二国間関係を築き上げて来た。 2001年11月、タリバーンが勢力を失うに従い、日本、米国、サウディ・アラビア各政府は、いかに人道的支援及び復興をアフガニスタンにもたらすかについて、国際社会が効果的に計画していくことの必要性を予見した。これは、今後5年間で45億ドルをアフガニスタンの人道及び復興ニーズのため拠出することを約束した、1月の東京におけるアフガニスタン復興支援国際会議において結実した。 我々は、国際社会のリーダーとして行動し、難民・国内避難民の帰還及び再定住を含めたアフガニスタンにおける人道上のニーズに取り組んできた。 このような2つの挑戦が続いている中、国際社会がアフガニスタンの物理的な復興のため、力強い、目に見える一歩を踏み出すべき時代がやってきた。伝統的にアフガニスタンの交通の要は首都カブールとヘラートを東西に結ぶ道路であった。これは、首都と北部地域を繋ぐアフガニスタンの環状道路の要となる道でもある。 今は廃虚と化しているこの重要な幹線道路の再建を始めるため、今日、日米両国はカブ-ルからカンダハルを経てヘラートへと続く道路を国際的な標準にかなう形で再建することを約束する。我々はこのプロジェクトに他国が参加することを歓迎する一方で、我々の決意を明確にするため、米国はこのプロジェクトに対し8000万ドル、日本はカブールからカンダハルへの道路に焦点を置き5000万ドル拠出すること、そしてサウディ・アラビアは、5000万ドルを拠出することを約束する。合計するとこの最初の拠出だけで道路の大部分を完成させるに足るものとなる。 アフガニスタンの人々が彼らの政府の活動や日米両国の約束の成果を実際に目にすることは極めて重要であるため、我々は冬の到来前に工事を着工することを意図し、また、カブールからカンダハル、さらにヘラートまでの幹線道路全体を36ヶ月以内で完成させるために出来うる限りの努力をする。 我々はこのプロジェクトを、同様にアフガニスタンの経済成長と繁栄のための機会を促すものとして活用したい。この道路は、アフガニスタンと近隣諸国を南北につなぐ他の道路と結びつき、完成された輸送システム、関税と他の貿易障壁の緩和、そしてアフガニスタンを通りインド洋と中央アジア、カスピ海と極東を結ぶ交通網の土台を造るであろうと、我々は信じている。この光景を心に描きながら、我々はアフガニスタンが、東西を結ぶ相互理解、商業、そして平和のハイウェイである「シルクロード」に沿っての地位を再び得る日を楽しみにしている。 |
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