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小泉総理大臣


小泉総理大臣のエジプト及びサウジアラビア訪問
(訪問の概要)


平成15年5月25日




 小泉総理大臣は5月24日から25日にかけてエジプト及びサウジアラビアを訪問し以下の要人と会談したところ、概要以下の通り。
 ○エジプト:ムバラク大統領
 ○サウジアラビア:アブドッラー皇太子、ファハド国王


1.日・アラブ間協力

 小泉総理大臣は、中東地域の平和と安定について、日本とアラブ諸国との協力を推進すべく、今後、以下の3つの柱に従って政策を強化することを表明した。


(イ) イラク人道・復興支援

総理より、イラクの国造りに日本としても国力に相応しい支援を行っていきたい、また、イラクの復興を中東和平に繋げていくことが重要である旨述べた。

エジプトでは、総理より、日本独自の貢献の他、日本とエジプトが協力して医療分野等でイラク復興支援を行うことを考えていきたい旨発言され、先方より喜んで協力したいとの発言があった。また、サウジでは総理よりこれからサウジと協力して何ができるかを考えたい旨述べたところ、アブドッラー皇太子より賛同を得た。

(ロ) 中東和平問題

エジプトでは、総理よりムバラク大統領に対し、パレスチナ自治政府のアブ・マーゼン(アッバース)新内閣立ち上げに尽力した同大統領の努力を高く評価する旨述べた上で、中東和平を推進することの重要性につき両者の意見が一致した。

サウジアラビアでは、総理より、日・サウジが協力して中東和平の達成のため協力していきたい旨述べたところ、皇太子より、全面的に信頼している、日本との間で協力していきたい旨述べた。

(ハ) アラブ・イスラムとの対話

総理より、「日・アラブ対話フォーラム」創設を提唱、エジプト・サウジ側の参加者推薦を要請し、将来はイラクも含め他のアラブ諸国にも広げていきたい旨述べた。これに対し、ムバラク大統領及びアブドッラー皇太子より、喜んで協力する旨の発言がなされた。


2.二国間関係

エジプトではムバラク大統領より、両国の友好・協力関係とこれまでの日本による経済協力に対する高い評価が述べられた。対エジプト経済協力として、2億ドルを超える有償(送電網計画、風力発電計画)、無償(上水道整備計画)案件の合意が行われた。また、小泉総理より、今後、水供給、かんがい、インフラ整備等での協力を検討していきたい旨の発言があり、エジプト側から要望のあった博物館建設構想については、早急に専門家を派遣して検討したい旨述べた。

サウジアラビアでは、総理より、自動車の修理等を通じた「人造り」の協力や海水淡水化を含む水分野での協力を進めていきたい、2005年は国交開設50周年であり、交流を拡大していきたい旨述べた。


3.その他

サウジアラビアにおいて、テロ根絶に断固たる決意で臨んでいるアブドッラー皇太子との間で、テロ撲滅の努力の重要性につき意見の一致を見た。



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