(1) |
総論
プーチン大統領より、日露経済関係の発展の水準の低さ、及び既にロシア国内法上の問題は除去されていることを指摘の上、貿易投資促進機構は多くの問題を解決する上で有益なものとなろう旨発言した。これに対し小泉総理は、貿易投資促進機構の早期創設を目指して努力したい、近く我が方の提案 を伝えたい旨発言した。
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(2) |
漁業
プーチン大統領より以下の発言があった、
(イ) |
北方四島周辺の操業枠組み協定の延長につき合意できたことは良かった。この協定は両国関係にとり有益なものであり、経済的なバランスを維持しつつ、この地域での漁業分野での協力を継続する用意がある。
日露間の密輸・密漁分野での協力とその進展に関心がある。海洋資源の保存は、日露双方にとっての関心事項である。
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(ロ) |
これに対し小泉総理より、水産分野での日露の協力は、伝統的に重要な協力の柱である、密漁・密輸の分野においても、今後とも協力していきたい旨述べた。
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(3) |
原子力分野での協力
(イ) |
プーチン大統領より、クルチャトフ研究所からプルトニウム処分と原潜解体を進めるとの提案が行われているが、この提案を支持することが双方にとり有益である、また、日露非核化協力の体制見直しが重要である旨発言した。
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(ロ) |
小泉総理より、ITERの青森六ヶ所村への誘致について協力を要請した。
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